「餌」 ケネス・アベル 村上博基訳

ヘックラー&コックMP5。と言えばたぶん画像の様な小型のマシンガン。
折りたたみ式パイプ銃床。装弾数9ミリ・パラグラム30発、初速毎秒千フィート、連射速度毎秒600発。オプションで光学サイトと暗視スコープ。彼も主人公の一人。

ハードボイルドの主人公は寡黙でさめた男が
しゃれた服装で粋な駄洒落を吐くらしいが、
ここに登場する主人公ジャック・ウォルシュは
アルコール依存からは何とか抜け出したが、
いまだに襲ってくる左足の痛みに耐えながら
杖を頼りにふらふら歩く元麻薬捜査官。

兄の金物屋で仕事をさせてもらう以外は、
マフィアの銃口を恐れて薄暗い家に引きこもっている。
たまに知り合いの女性陶芸家と出歩くと、
絡まれたチンピラを杖とオテテで歩けなくしてしまい

「乱暴がお好きなのね」なんて言われてしまう。

捜査中に相棒が殺されて以来、酒に溺れて自暴自棄になり、
酔っ払い運転のあげくボストンの暗黒街を牛耳るマフィアのボス、
J・ダンジェロの息子を事故死させてしまったお釣りだ。

囮捜査、盗聴、監視、ガン・アクション、捜査の裏の裏。
ぶっきらぼうな口調がシネマ的視線で表現された快作でした。 
クライム・ノヴェルの新星が放つ衝撃ノデビュー作だと。

画像はTOKYO MARUIから
http://www.tokyo-marui.co.jp/products/01/01_index.html


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この記事へのコメント

栗本 東樹
2005年12月01日 00:00
こんばんは。
最近、少しずつ外出するようになりました(笑)。
心がほぐれてきたんでしょうか?(ウソ)

ケネス・アベルの 『餌』、
牙を剥く闘犬が表紙のハードカバーで
数年前に読んだことがあったもんですから思わず。
邦訳がいいなぁ~と感じた記憶があります。

映画化もされていてそちらも傑作なんですが、
スコット・スミスの 『シンプル・プラン』 て
ご存知ですか?
邦訳ミステリーでは最高にフェイバリットな1冊で、
mokkuさん、読んでるかなぁ~と思って、、、
友だちの45歳の本好きにススメたら、
「辛くて読めない」って言ってましたけど(笑)。

もうこれ以上の不幸はないっていう終わり方(笑)。
こんなんばっかりですm(_ _)m
mokku
2005年12月05日 18:25
栗本さんようこそ!
大歓迎です。
(遅くなって失礼しました。チョッと居ない内に読みきれない程書かれたのではないでしょうか・・・不安)
話の相手にはチトご不満でしょうが、
ビールでもウィスキーでも
饅頭でも(なに、まんじゅうコワイ?)
やって行って下さい。

ミステリーの面白本をウノメタカノメで
探していますが、この本はたまたま出合った傑作でした。しかし、これすら読了されている先見の明には恐れ入ります。スコット・スミスの フェイバリットな『シンプル・プラン』 はチェックしておきますよ。ありがとうございます!
なお・・・
創造的な仕事をする前には、心の中に引きこもる(ユング)方がよろしいそうで、外出が似合わない方がいいのではないでしょうか(笑)

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