テーマ:作家

『セザンヌと過ごした時間』

売れない画家の、早く世に出た幼なじみに対するやっかみの凄まじさ。 しかし物書きなら自分のことを書かねばならない現実において、画家の私生活は絶好のネタ。 それを晒さすしかないジレンマの繰り返し。 セザンヌはよくケンカしたという逸話は読み知っていたが、これほど激しやすい人とは思わなかった。 嫉妬が憎悪になり物を投…
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天才作家の妻 40年目の真実

ノーベル文学賞は作品の文学性か弾みか。 夫のノーベル賞授賞式についていった女房の若い時は何者だったのか。そして、タクシーの中で何が起こったのか、終盤の胸をえぐられるシーンになだれ込む感動作だ。 人には表と裏があり作家が例外であるはずはなく、観る者によって解釈も違うのだろうと、余韻の長びく映画となった。 ストーリーに…
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立松和平さんが亡くなった

作家の立松和平さんが亡くなった。62歳だという。 それを知ったのは帰りの新幹線の中でした。 いわゆる有名人の訃報記事があっても いちいち日記には書かなかったのですが、 彼のエッセイやテレビのドキュメント番組を見たぐらいで、 小説を読んで感銘を受けたという覚えはないのに、 訃報を知って急に記録に残す気に…
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創作の刺激をもらった吉村昭著『私の文学漂流』

相変わらずタブローを描くわけでもなく、 まして公募展に応募する気もなく細々と絵を描いているわけですが、 長年描いていると他に取り柄がない男としては、 生きている証のようになっているわけで、 それはそれで有難いことですが、 ともするとなまけ心が働いて無為な日々を送ってしまうものです。 そして苛立ち、投げやりな気分になってどんど…
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『週末作家入門』廣川州伸

題名にあるように「週末に書いて作家」になる方を説いたノウハウ本です。 かといって日曜しか描けない日曜画家とは違って、(本当?) 仕事をしながら作家を目指す心構え、 つまり「二足のわらじ」の進めです。 仕事を続けながら三度の付き合いを一度に減らし 夕飯後の時間を作家気分で書いてみるのもいいものではないか。 まあ、日曜画家と…
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『恋愛小説家』

好きな女を前にすると何もいえない。 ジャック・ニコルソンの『恋愛小説家』を観た。 多くの男性が共感の涙を流しただろう アカデミー賞主演男優・女優賞作品ですね。  興味の焦点は、現代小説家の書斎風景か 執筆ぶりをつぶさに観察することだったのに、 そんなシーンはこれっぽちも現われずがっかりでした。 でも、オカマの画家グレッ…
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身勝手な業 『小説家』

学校と縁を切り親から逃れ、17歳で炭鉱に潜り込み、労組の機関紙つ゛くりで文筆に目覚め、廃坑の後は行き場がないまま肺結核で療養生活をよぎなくされた彼は、文学で身を立てるため、妻子を捨てて女と駆落ちする。 すべて、行き当たりばったりの流儀に身を委ねた結果だった。 座椅子にひっくり返って読んでいたが、後半は鳥肌が立つような緊張感で、そ…
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虚人 寺山修司

寺山修司のテレビドラマを観た記憶はなく、まして天井桟敷など 覗いたこともないが、永いこと気になっていた作家だ。 物を創りだす仕事をする人、それも世間の常識から外れた 特異な生き方や考え方をする人に会うために評伝を求めるのは、 玄界灘を漂流したこと以外、わりと平穏でのっぺりとした人生しか 歩いて来なかったという反省と、可…
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