織田記念陸上 錦織が日本新

先の兵庫に続いて織田記念。
選手達の肩のあたりに陽光がはじける美しさ。
陸上競技シーズン到来の高揚感が嬉しい。

■錦織育子(三慶サービス)棒高跳び

近藤高代の日本記録を1センチ更新、4メートル36で優勝。
2月に4メートル31の室内日本新を出した勢いがあった。
何より力強さ、バランスのよさが目を引いた。
ヒーロー出現を素直に喜びたい。

■出口大貴(日体大AC)三段跳び

自己ベストの16メートル25で優勝。
この選手の三段は“ふわりと浮かびなかなか着地しない”
あのJ、エドワーズのような跳躍で魅力いっぱい。
山下訓史の日本記録(86年17メートル15)には遠いが、
いつか届きそうな予感のする跳躍だ。

■池田久美子(スズキ)100メートル障害

13秒04の自己ベストで日本人1位。
上下動が少なくなり、ハードル間の動きが鋭い。
金沢イボンヌの日本記録はすぐそこに見えてきた。
もともとスプリント力のあるロングジャンパー。
がぜん走り幅跳びより有力になってきたが、
このコンマ4が大きいハードルなのだろう。

■為末大(APT TC)400メートル

47秒25で佐藤光浩等の専門家を押え日本人1位。(自己ベスト45秒94)
第4コーナーからも軽かった。
今年は400で行くとか。進化の後が見える。

■ケバソ(デオデオ)5000メートル

織田記念ではどうしても取りたい地元女子長距離陣。
まずはほっとした事だろう。
兵庫で日本人1位の小崎まりを押さえて
弘山晴美が健在振りを発揮した。

■丹野麻美(福島大)の400メートルは、
1位ではあったが伸びがなくこれからといった感じ。
だが目が放せない選手に変りはない。(54秒81)

もう一人の注目選手、

■小島初佳(ピップフジモト)の100メートルは11秒85で4位。
しっかり走れていた。今年は期待して良さそうだ。

今年も陸上が楽しみだ。

<織田記念陸上(4月29日・広島広域公園)>







平泳ぎのキック

平泳ぎ

①引いたかかとは尻の外側。 ※

②蹴った足は大きく開いてつぼめる。

③蹴り終わったら足先は蹴伸びの手先と同じ。

④掻いた手は水を胸にかき寄せる。

⑤寄せた手は合掌しても止まる瞬間はない。 ※

⑥頭は斜め前方。

⑦息継ぎはあごを引いて素早く。





平泳ぎが我流になっていないか、

コーチの指導を受けました。



①⑤は質問してみて大収穫の項目です。

① 引いたかかとは尻の外側。

引いた瞬間、左右のかかとが互いに付くような泳ぎだった。

大胆に開こう!



⑤寄せた手は合掌しても止まる瞬間はない。

北島康介のストップ写真の印象か、

胸の前で一瞬止まっていた。

掻いてから突き出すまで一連の動作で!




知ったふりをせず、聞いて指導を受ける新鮮感がいい!












山田沙知子のストレッチングタイム

山田沙知子はきれいだ。

うっとりするほどきれいだ。

そんな目で見なくたっていいのに、

あのスイーッスイーッと泳ぐ姿は実に美しい。

他のコースで美しく泳いでいる選手が居たらごめんなさい。

目がテンになり他は見えなかったのです。





日本選手権3日目の800メートル自由形。

山田沙知子選手の泳ぎに見入ってしまいました。





伸びのあるストローク、

大きな泳ぎ、

腰は水面にあり、

キックは足首のスナップだけに見えるが、

水中映像では十分に腿から打っている。

去年の映像と比較してみても、

より、ゆったりとして泳ぎが大きい。

(もっと専門的に分析したのがないのか)





“ビギナーのくせに何でそんなに細部を見るのか。”

“競泳は「ゆっくり長く」族には参考にならん。”

といわれるが、

実際はせわしなく動いている身体も、

前に伸びていく“間”がはっきり見えるから

「あんなふうに泳ぎたい」と見とれるのです。

「ゆっくり長く」の原点を見る思いです。





山田沙知子のコメント

「6ビートを打ち続けたらいいなと思っています」

キックで悩んでいる(打つべきか打たざるべきか)身には良い刺激でした。




山田沙知子のきれいな訳は
『キックとストレッチングタイムにある』とみた。





① 8.28.07 山田沙知子
② 8.36.74 柴田亜衣

(柴田選手は腰を痛めたというが心配だ)









北島康介まさかの4位

競泳・日本選手権1日目の

200メートル平泳ぎで、

オリンピックチャンピオンの

北島康介がまさかの4位。



レースは終始、北島のペースで進められたが、

追い込んだ木村、今村、末永に

ラスト5メートルでなだれ込まれ、

最後の一掻き一蹴りに力が入らないのか

根こそぎ追い抜かれてしまった。

北島の顔が硬直していたように

それはまさかの敗戦だった。



スタミナ不足の失速とは見えなかったが、

あの3人には勢いがあったし、北島には最後の伸びが無かった。

100メートルでの巻き返しがなるか注目したい。



両足と右肘の故障に苦しみ、

やっとレースに復帰した身には

これがきびしい現実かもしれない。

若い筋肉の鎧をかぶっている北島ほどの体でも

故障は遠慮なく襲ってくる。

アスリートとは因果な商売だ。



しかし、

ビギナースイマーには北島康介の平泳ぎに

大きな教訓を得ることが出来る。

150のターンからの水中撮影が見せてくれる

蹴った後の伸びの、他の誰より長いストリームラインの維持

オレもあんな風に泳ぎたい!

と思わせるに十分な機能美だ。










新庄引退?

画像
ヒーローインタビューで

今季限りでユニホームを脱ぐことを決めました

そして

28年間思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニホームを脱ぎます打法

とコメント。

思わず眉につば!しました。

信じられないし撤回宣言がすぐに出そうな気がする。

取れるはずのボールがワンバウンドになり、届くはずのボールが届かなくて・・・

と言うのは表向きと思いたい。

体調が何時までも回復せず気力まで萎えて、

球場に来るのが億劫になるようなら、やめたほうがいいが、

監督も知らない引退発言が仕組まれた芝居であれば

プロ野球選手っぽくない新庄なら許せる。

だから続けてほしい。

まだまだ現役でやれそうな雰囲気がするからといって

「34歳!まだまだ老け込む年ではない」というのは簡単だが、

体調不安が原因か、真実は本人しか分からない。




新庄はそれほど好きな選手ではなかったが、

・重そうなバットを重そうに振り回す姿が痛々しいスラッガー。

・3塁タッチアップの大リーガーがセンターフライにビビッてしまう強肩。

・リストバンドばかりやけに目立つ選手。

・ニタニタとはにかみながらのインタビュー。

下着のCFが評判に(ひんしゅくを買う)なる“愛すべき男”だ。



実はまだプロ野球の選手を続ける打法」というような気がするが。









似顔絵

人が語る印象だけで似顔絵を描くのは並大抵な事ではない。

人相書きと言うのは昔からあり、

刑事さんが目撃者から聞き取りながら描く顔は、

写真の代わりと言えば書いた作者に失礼だが、

芸術作品とは言わないまでも、人様に買っていただける絵ではなく、

形の見えない顔を絵にするには不可能に近い。

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」で主人公のキャサリンが

愛しいヒースクリフの顔を水彩で描くのシーンは

切ない乙女心を描いて忘れられない。

しかし、愛しい人を絵に描いて独占したい思いは痛いが、

人に見せるものではない。





一人息子の後を追うように逝ってしまった妻のことを、

何時までも思い出している訳ではないのですが、

何もかもやる気が失せ、仕事にも行っていません。

無聊を紛らすでもなく、いつもの公園でスケッチをしていました。

描き飽きた風景より、

目の前に戯れるすずめを描いていたら、

「うまいもんだねぇ。兄さん、あんたの絵は生きてるよ」

と声を掛けて来たのは、

地味な服を着て、真っ白い髪を頭の後ろで纏めた老婆でした。

記憶だけしか残っていない

“心の人”の似顔絵を描いて欲しいというのです。

その日から老婆の家に通い始めました。

不確かな記憶の口述を元に鉛筆画を走らせているうち、

質素な中にも堅実な料理や墓参を欠かさぬ過去の人への思いと、

死を見つめて生きるとはどういうものかを目の当たりにし、

悲しみも何もかもが消え失せ次第に老婆に心を許していく気分でした。

何百枚描いた頃でしょうか、

力んだ気持ちも抜けて描いた1枚が気に入ってくれてほっとした時、

老婆は逝ってしまいました。

その似顔絵は老婆がお寺に寄贈した鐘楼の絵柄になっていました。





クオリアの茂木健一郎が言っている

「つまり、若い女には価値があって、

年老いた女には価値がないということを固定して考えるのではなく、

それを超えることがいつ起こるかわからないということを認める。

突然、自分が若い小娘よりも80歳の老婆を

熱烈に愛する状況になるかもしれないということを許容するのが

フランス・ポストモダニズム、生命哲学なんです」





亡くなってみて気付いたのです。

あのお年寄りに恋をしていたのだろうか。

いや絵を描く人間に興味を持たれただけかもしれないし、

思いの人を語りながら弄ばれていたのかもしれない。

でも気持ちは暗くならないのです。

何枚も何枚も一人の似顔絵を描き続けた充実感があるから。






『似顔絵』東野光生



『絵は、画面に一病を病ませる』

だからいつも、どこかしらにかならず一点の破綻を残しておきたい。










がんばりません

競泳の選手でもないのに、

バタフライをやる奴の気が知れない。

ろくに腕も上がらないくせに

バシャバシャと水しぶきばかり上げる割に

ぜんぜん進まない泳ぎをする必要がどこにあるんだ。

「ご苦労さん」としか言いようがない。

それを見て「元気だな、よくやるね」なんて

愛想をいう自分も理解できない。





“行くぞ”。

腰を落とすたびにスキーは私を後ろ向きにしたまま

山をのぼるのである。

それっきり私はスキーをやっていない。

平泳ぎをするとどんどんバックをしてしまう友達が居る。





と佐野洋子が「がんばりません」の中に書いている。



イルカでもないのに

身体をくねらせるて進む必要がどこにあるんだ。

「やって見せてよ」と言うと

水中に没したまま15Mも進む人の

真似をしてみるが、

オレのドルフィンキックは同じ所でクネクネするだけである。

そして「サズガー、スゴイ」なんて

卑下する自分も理解できない。









セレッソ大阪:アビスパ福岡

昨シーズンが嘘のようなザルぶりがよみがえり、
新潟に1勝しただけの18位。

最下位だよ!

対するアビスパも16位と低迷しているとはいえ、
中村はじめ必死だし、あなどれない。

39分、西沢が3人を押さえつけてボールをねじり出すと
徳重→柿本と渡り、あわやのゴール!
だが、入らないところが今シーズンの実力。

こんなところでしょう。

今日の注目点はもちろんセレッソのディフェンス。
ボランチ山田、DFクアドロス、MF下村はじめよくやって0:0のまま後半。

途中出場の酒本はボールが手に付かずだめだったなあ。
冷たい雨が合わないのか、気持ちのうわすべりか。

後半42分、古橋への絶好のスルーパスも
46分、古橋のフリーキックも「あわや」で終りドロー!

300試合出場記念の森島も勝ち試合が欲しかっただろうが
失点0は上出来

建て直しのきっかけが出来たからヨシとしよう。

(BS1観戦)





                    



闘病の森千夏選手

画像



森千夏選手がピンチだそうです。

陸上競技を見に行くと、
フィールドを震わすひときわするどい叫びが聞こえてきます。

それが砲丸投げの日本記録保持者・森千夏選手(スズキ)です。
18メートル22の記録は2004年4月に浜松で投げたものです。

難攻不落な17メートルの壁を切りさいて、
世界の18メートルの扉を開いたアスリートです。

砲丸投げはフィールドのごく一部で行なわれ、
距離がよく見えないためかマニアは少ないのですが、

TV中継があると実に面白い競技です。

選手の表情、体つき、集中の仕方、投てきフォーム、
ドスンと落ちる砲丸。わくわくします。




記事

『森はアテネ五輪直前に下腹部の痛みと発熱に見舞われた。
「ぼうこう炎」と診断されたが、五輪に出場し、帰国後に入院。

昨年7月に手術を受け、虫垂付近に悪性腫瘍が見つかった。
虫垂がんは国内で症例が少なく、

効果的な治療を受けられていないのが現状で、
腫瘍も取り除くことができなかったという。

五輪前に100キロ近くあった体重は
70キロを切ったが、体力は回復傾向にあり、

今月3日に退院し、
競技復帰を目指して自宅で治療している』  (04/13朝刊)





「陸上のページ」を持っているファンとして
胸が潰れる思いです。

強い生きる意欲で再び緑のフィールドに現われ、
雄たけびを上げる姿が見たいものです。

何らかの応援が出来たらいいなと思っています。



■東京高校陸上競技部ホームページ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~makenki/middle.htm







★ 森千夏選手(26)は2006年8月9日虫垂がんで亡くなられました。
                

記事

『森千夏さん(もり・ちなつ=陸上女子砲丸投げの日本記録保持者)
9日、虫垂がんで死去。26歳。
国士大出身。2003年に女子砲丸投げで日本選手として初めて
世界選手権に出場。04年に日本女子初の18メートル台となる
18M22の日本記録をマーク。
ぼうこう炎と診断されながら、アテネ五輪にも出場。昨年7月、虫垂
付近に悪性腫瘍が見つかり、競技復帰を目指して療養生活を続け
ていた』                       (08/10朝刊)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方つけたTVに笑顔でインタビューに応じる千夏さんの笑顔があった。
まだまだ投げたかったろうに、悔しかったろうに笑顔で逝ってしまった。

ご冥福をお祈りします。             (08/10更新)






                    




しょっぱいドライブ

いつの間にか忘れていたさわやかな風が、
体の中を吹き抜けたような気分になる小説です。



『窓をあけてみる。潮風に押されてしまう。
押し返すようにそっと舌を出し、潮風をなめたら、しょっぱかった』



『九十九さんが入院でもしたら、わたしが座薬をいれてあげるよ、
寝たきりになったら、ホットタオルで毎日からだを拭いてあげるよ、

それくらいするよ、といいひとになったみたいに、
胸のなかで言っていた。

口に出すと、約束したみたいに思われて困るので、
あくまでも胸のなかにおさめることにした 』





30代のミホは隣町の牛丼屋でアルバイトをしながら、
人のいい60代の九十九さんと一緒になっていいと思っている。

九十九さんは土地持ちです。
なで肩で天然パーマです。

45分もかけてバスで来て、
おっさんとドライブをして肌を合わせても、

地方劇団のスター“アソブ”さんとのことばかり
思い返しているずるい女。

それでいて成り行きにまかせる楽観主義者であり、
ものごとを笑ってすませる丸みのある女です。

人の渦からはみ出たところで進行する、
若くもない女性と初老のおっさんの恋愛が、

フンワカと大人っぽくて、
風が吹き抜けたようなさわやかな気分になりました。



しょっぱいドライブ」の大道珠貴さんは

今時めずらしく、原稿を鉛筆で書く作家です。
人の本質をさらっと描く悪い作家です。
たのしみな芥川賞作家です。






・・・ありがとう ♪




レッスンに参加

七分咲きの桜には気の毒だが、

うっとうしい黄砂を洗いながす雨が降り続いて、

今ひとつ気分がさえない。

泳ぎに進歩が感じられなくなり、

なんだかマンネリ気味だし、

変な癖が付いていてはいやだと、

スイムレッスンに参加した。

今のジムでは初めての水泳教室です。





今日は平泳ぎ

キック25メートル (ブイ、ビート板は使わない)

①手を腰に面かぶりキック、
②手を前に伸ばし手に体重を乗せてキック、
③ 〃 キック2回に息継ぎ
④ 〃 キック1回に息継ぎ
⑤ストリームラインを意識し、十分にのびて平泳ぎ

(キックは肩幅より広げない) 

帰りはクロール

30分で10往復。

休憩ナシなので、マイペースで泳いでいる身には

持久力を試すのにもってこい!

少し前なら息が上がるのに、そういうこともなく

楽しく (いやな言葉だ) やりこなせたのが嬉しい。

ビギナースイマーだけんねー!





花粉症か風邪か分からないまま

体力維持にと飲んで食ったお陰か

体重が1、5キロ増え気力体力が充実してきた気がする。

ただ、筋力がついたわけではなく、

腹に脂肪が付いて浮きやすくなっただけかもしれない。





・・・ありがとう ♪










プロデューサーズ

画像

予備知識がないまま観るのが最良とぶっつけで観たのがよかったのか。

たわいないミュージカルコメディーですが、オカマは別にしても2時間以上のかんずめ。

350円のコークがエンディングでもカフェイン味が残るほど堪能しました。

できることなら隣に人が居なく、
近くにおしゃべりさんが居なければ最高と

期待もせずに入ったシアターは
短い足を組んでも前席にふれない余裕の設計。

おお!ミュージカル!

いつもはCDで曲に馴染んでから見るミュージカルですが
何も予備知識ナシだから俳優の名前も分からないまま。





1968年アカデミー脚本賞作品のミュージカル化、
ブロードウエイでヒットしたらしい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


そこでベストシーンは
振付のベテランが監督した「レビュー」につきますが

ネイサン・レインが能無しプロデューサーを
バカバカしくオーバーに演じながら歌う獄中のメドレーにしましょう。

ここでなぜかぐっときてしまったので。
この人、ステーキとチーズに馴染みのない方は胸やけがするかも。

マシュー・ブロデリック”幼児匂いフェチ”ぶりがダントツに可笑しい。

ユマ・サーマンのスターのたまご役が
長ったらしいフルネームを「わかるか!」とばかり言うのがオカシイ。
一味違ったお色気ですがチョッと背が高いのもご愛嬌です。

キル・ビルの勇ましさを脳裏に浮かべながら
なかなかいい味がしていると思いました。

というわけで

ミュージカル男が経験したあっという間の
2時間だったので文句なく秀作です。

できることなら、踊り手のシューズで蹴とばされそうな
最前列で見ればよかった。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


★監督スーザン・ストローマン

  (ダンサー、振付師を経てブロードウエイを代表する女性演出家、映画初監督)

 ・ネイサン・レイン (ブロードウエイの大スター)
 ・マシュー・ブロデリック (恋におぼれて、ゴジラ) 
 ・ユマ・サーマン (パルプ・フィクション、キル・ビル)






・・・ありがとう ♪









インパール疑似体験

なぜ戦記ものを読むかと聞かれたら、
面白いからと答えるしかありません。

「インパール兵隊戦記」(歩けない兵は死すべし)を読んでいます。
インパール作戦では短期間に6万余の日本兵が亡くなったと聞きます。

怖いもの見たさ、ホラー映画を見たい心境のような
興味本位だけではありません。

親が兵隊であったわけでもなく、
親戚が戦場に行ったという話も聞いたことはありませんが、

あの戦争のことが知りたいのは、
半藤さんの「ノモンハンの夏」を読んでしまったからです。

この本がいろんな意味であの戦争を考えさせてくれました。
戦争は非日常の過酷な環境の中で「生」を体験する場です。

雑読の途中でそんな本を読んで
「面白いから」以上の何かを疑似体験させてくれます。





制空権も航空機もなく、
英印軍の圧倒的火力に撤退を余儀なくされた兵士たちは、

きびしい山岳地帯とジャングル、豪雨と日照りのなか、
生きもののいない山奥で、

徴発したわずかな米と塩とキノコで糊口をしのぎつつも、
やがて疫病と飢餓に蝕まれていったのです。





『ミンタミ山系の急坂にさしかかると、病に飢えの重なった兵士は、
たちまち歩行困難に陥った。

小銃を谷間に投げ捨てるものが続出した。
携帯品をすてて楽になるのは一時である。

しばらくすると、腰に食い込むベルトごと銃剣も捨てた、
雨期の行軍にはかかせない携帯テントも捨てた。

つぎには、はいのうも捨てた。
~歩くためにはなくてはならない水筒まで、

重さに耐えかねて捨てる兵士もいた。
病兵たちが最後まで残したのは、

軽い雑ノウに入れた米と塩と飯ゴウであった。
兵器を捨てて軍人を放棄し、

人間として生き抜こうとするぎりぎりの姿である』

そして・・・・・



疲労や病のために遅れるものは処理され、
生きながら傷口に蛆をわかせ、
やっとたどり着いた野戦病院からは門前払い。





ウォーキング大会でも長くて20キロです。
きびしい荒れ地を何百キロも歩けはしない。

力尽きた兵士の屍を視野の隅に、
背走する生きた屍たちは何を思ったのでしょう。

母や妹の姿、桜や故郷の山々だったのでしょうか。








・・・ありがとう ♪

工藤のエネルギー

4月5日、責任回の6回裏、
クリーンナップの先鋒をファールフライに打ち取ると、

続く打者をフォークとストレートで連続三振にしとめ、
汗に光るギョロ目をギラつかせた。


昨季チームトップの11勝を稼いだ200勝投手に
今年一年、今日の一日、今の一投がどれほど大切か、

明日は保障されない弱肉強食のプロの中で、
老練の先発投手が結果を出すのはいかに難しいことか。

5月で43歳というがこの年で元気な人は大勢いる、
工藤は襲い掛かってくる敵を相手に
勝負しなければならないプロの野球投手。

一投でも弱気になっては生きていけない世界で、
あの気力と体力の源は何なのだ!

食い物だろう。

ローヤルゼリー、
すっぽん、
焼肉、
ちゃんこ鍋、
フォアグラ、
ステーキ・・・・・・・

ではないらしい。


活力の源はいったい何なのかと詮索したくなるが、
何と工藤は粗食だという。

粗食といえば、ごはんに味噌汁、漬物、小魚に納豆
くらいしか思い浮かばないが、これが正解らしい。

例え肉を食っても“大根おろしの豚しゃぶ”だというから、
いったいどうなっているのだろう。

だれより早く始める体作りはいうにおよばず、
たぐいまれな闘争心は食にあった。


親にもらった体だけでは30歳で燃え尽きてしまう。
あの快投とエネルギーは食生活にある。


戦国の武将はメシとタクアンが活力の源。
工藤の基本も粗食だというのなら考え直さなけらばならない。





・・・ありがとう ♪






気になる古田

WBC優勝の余韻も冷めないプロ野球開幕。
なぜか古田の監督兼任キャッチャーが気になってしかたがない。

なんといっても、ジャパンの初代リードオフマンだ。
韓国に2敗した時、04べストナイン・ゴールデン・グラブの
古田がいてくれたらと切実に思ったものだ。



好投の大リーガー石井一久をリードしていても
投手交代の時期は片時も頭の中から離れないだろうし
相手打者のデータと配球、状況による間のとり方etc

伊東ヘッド兼投手コーチに全幅の信頼を置いていても最終判断は監督だ。
野村克也もやっていたとはいえ、何しろジャパンのキャッチャーである。
次はどうする!その動向が気になる。



4月4日巨人戦
6回クリーンナップの連打で勝ち越しの1点を入れられ、
5割打者阿部にまさかの送りバンドを献上。

追加点はなんとしても許されない場面で、ピンチヒッター矢野が登場。
そこで原監督から矢野に一言二言あったのを古田は見てなかったはずはない。

第一次原監督時代から“代打への一言”は
若手打者への神通力であったはずだし、
当然古田の頭の中に「初球の好球必打!」がひらめいたはずだ。

初球は様子を見るか1球はずすところ。
それが打ち気満々の矢野の思うつぼに来たからたまらない。
痛烈なライト前2点適時打をくってしまった。

失投か配球ミスかは問わないが、
投手交代は早くとも遅きに失しては元も子もない。
(と、監督兼捕手は思っただろうか。まして石井を!)

9回やっと出た古田の適時打も焼け石に水。
Gファンであっても気になる古田監督兼捕手。

安打おめでとう」とつぶやくのみだ。

(巨人5:4ヤクルト)






・・・ありがとう ♪





ディババのクロカン

草原を疾走する褐色の女性ランナー
ガゼルを追う野性のチーター

芝生に溶け込むエチオピアの緑のユニフォームが
フィニッシュを前に他を置き去りにする。

肘でバランスをとり
不整地を鋼の大腿筋が跳ね
獲物を追う頭部は微動だにしない。

空気を切り裂く躍動感は草原のチーターだ。



世界選手権(ヘルシンキ)で
5000メートルと1万メートルの2冠を達成した
ティルネッシュ・ディババ(エチオピア)は

世界クロスカントリー選手権(福岡)の8キロでも
圧倒的走りを見せつけ優勝した。



30秒差で6位に入った福士加代子(ワコール)のはるか彼方。
(笑って走っていいのだろうか)
ジュニア6キロ13位の新谷仁美(豊田自動織機)の敵ではない。





クロスカントリーは見ていてイマイチ興味がわかないので、
なぜだろうと、湘南海岸を走った元高校ランナーに聞いてみた。

「距離感がないからだろう」という返事。そうかもしれない。

幸いに草原のチーターのような美しい走者を見られたのは、
バイクカメラマンとライダーのコンビが作った映像美があったからだ。

肉薄した動く画像の緊迫感は、
クロカンをもっと面白いものにして行くだろう。

福岡海の中道海浜公園((06/04/01)






・・・ありがとう ♪





やっと開幕!

セリーグも開幕した。
マスコミには原監督が露出過剰ぎみだが、やるのは選手。

今年もあまり強そうな感がしないのは
小久保をはじめ高橋由、安部など主力がケガなどで
満足なプレーができるか不安が残っているからだ。
しかし何らかの故障を抱えながらのプロ選手。巨人だけの問題ではない。

そんな中、の四番は頼もしい。
打撃は水物で相手投手が好調だと打てないし、
好調を持続するのは並大抵ではなかろう。
WBCでは大砲ぶりを発揮したがまずはタイムリーに期待したい。

小さな野球をめざすチームではないものの、
小坂の加入は力強い。大砲ばかりでは勝てないのだ。
足を絡める巨人野球の復活が垣間見えて来る。

上原、パウエルグローバー
投手陣の踏ん張りで最小失点を維持しながら、タイムリーがでるか。

勝利の方程式はやって見なければ分からない
ストッパーを含めた守りの野球にかかる。
誰が守護神になれるのか。





開幕の横浜戦。

8番ライトで先発した亀井が、一回2アウト満塁から、
エース三浦にいきなり2ナッシングと追い込まれながら
14球投げさせてライト前タイムリーの2打点をもぎ取り、
これが決勝打となった。(巨人12-2横浜)
勢いつ゛いた2年目だが、
相手投手の攻めは当然きびしくなるからこれからが問われる。

は早くも2打数2安打1HRと4番の重責を十分に果たし好発進。

さて本当に野球を面白くしてくれるかは、
監督采配もさることながら、選手の出来いかんにかかる。

李、小坂、亀井。昨シーズンになかったスタメンの活躍が
ペナントレースの興味を最後まで引っ張って行ってくれるか。

上原が完投で5年ぶりの”チームの開幕勝利”を呼び込んだが、
幸先の良さに酔う暇はない。
長いレースは始まったばかりだ。




・・・ありがとう ♪





ある日突然

ある日突然来るもの。

はるばる追ってきた刑事。
振り込めサギ。
覚えのない子供。


いろいろあるが、めったにある事ではない。

スーパーの買い物中、
クシャミをもようした。

食品が展開している場面。
とっさに肘で鼻をおおい飛散を防いだ。

乾燥目かなという痒みの後だったから、花粉症か?
これは突然来るものらしい。やっと普通人の仲間入りか,_,


覚悟はしていたのであきらめは早い。
来るものが来たんだと。

1日飛んで、喉が痛み風邪らしいと分かり拍子抜け。
感受性も失せ、花粉症にも見放されたらしい。

夜中は鼻つまり不眠症、昼は水鼻ティッシュの山。
花粉症ってどんな症状なのだろう。

医者に行けば花粉症の薬を処方されるのがミエミエ。
眼科で証明すみなので保険証は使わず。

にんにくに一つ、切れ目を入れ、
ラップにつつんで2分間チン!

ほくほく食ったら食欲旺盛、
1キロ増えてしまった。

いまだに続くのど痛・鼻水。
風邪か花粉症か、悩ましい。

できることなら
花粉症にはなりたくない。

春霞が黄砂か、
はっきりしない春の空模様。




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注文相撲

春場所は白鵬が力を付け、栃東も大関らしい敢闘を見せたし、
カド番魁皇が意地を見せて、結構面白かった。

それは優勝した朝青龍の13勝2敗が如実に物語っている。

ところで相撲であるからには、

立会いの変化」というのがある「注文相撲」です。


<アナウンサー>
「立会いに変化しましたね!この手があります、注文相撲です。
まんまとハマッテしまいました」

<解説>
「どうしてでしょうね。これからの事もあるし
まともに行ってほしかったですね」

 勝った力士は
「勝ちゃいいんだろう、もんくあっか」 と、堂々たる表情だし、

 負けた力士は
「なんだよう、きたない手を使いやがって!」 と、憮然とする。

 観衆も
「もっと長くやってくれんのかい!ぶちかました力士に失礼じゃないか!」



なら立会いの変化は禁じ手にすりゃいいんだ! 



「立会い3秒間は相手に触れてはならない。
タイム審判委員を1名増員する。」



面白いだろうな、四つ相撲か差して争いから始まる相撲は・・・



「ほほー!モンゴル相撲とそっくりじゃないか。
土俵をもっと広くしろ!」


モンゴル勢や欧州勢はニンマリ。
突き押し得意の力士はあがったり。



しかし、立会いの厳しさがなくなって
面白くも何ともない相撲になり下り関係者は大慌て。

「注文相撲奨励」の御触れが出た。

「立会いの変化がいけないような発言は差し控えること」
「注文相撲をくらっても、品格のない顔をしないこと」




そして、力士は「テッポウ」と「ぶちかまし」稽古に集中できる様になった。








 「イチローなんか」と

画像関東では16℃と桜の開花宣言が聞かれるのに、薄ら寒い朝。早く目が覚めてしまい朝食も早かったので、10時半にはうまい具合に腹がへり、早めの昼は、景気付けに豚骨醤油ラーメンにねぎをたっぷり入れ、ゆで卵2個といっしょにかきこんでテレビの前にへたり込んみました。身体に良くない食物ですがこのさい我慢しょう。

少々のどが渇いていたのが痛みに変わってくる予感がする。
水分補給を雁がねから紅茶に替え、
小ぶりのミカンを一抱えほどテーブルに乗っけて試合開始。

宿敵韓国を破り「もういいよ」などと余裕でしたが、
試合が始まるとそういう訳にはいかない。
贔屓の松中選手は今日も大活躍。
4打数3安打1四球。打つは走るは滑り込むは、申し分のない4番バッターでした。

キューバ・ドミニカ・アメリカ・・・を差し置いて、第一回WBCを制したのですから
ベンチを含めた全員がヒーローと言えるでしょうが。
イチローの存在なくて優勝もなかったでしょう。

“イマイチ好きになれない有名人、長嶋茂雄・吉永小百合・イチロー”

「イチローなんか!」を返上しなければなりません。

5回、好投ゴンザレスを引きずりおろすレフト線二塁打。
1点差に追い付かれた9回のライト前適時打。

世界を肌で知るイチローが、己を鼓舞しながら文字どうり引っ張ってくれました。

闘争心もあらわに先頭に立つ姿。
言うはやすいが野球というプレーで表現するのは出来そうで出来ないことです。

今大会を振り返り、どうしても残像がよみがえるのは、
準決勝韓国戦の4回裏だったか、
大ファールフライをレフト奥の暗い
(黒澤明の映画の様な)“羅生門”の前でヒラリと舞い上がった

多村のスーパーキャッチです。

気を良くした彼は8回に大ホームランを打ってしまいました。

胴上げ、シャンパン掛け、喜びのインタビュー。
大会前には思いもよらない光景です。

いつの間にか目頭とわきの下の水氣を感じながら、
何時までも勝利の余韻にひたっていると、

「よかったね、そろそろ買い物に行こうか」

オクさんの声に何枚目かのティッシュを引っ張り出していました。




・・・ありがとう ♪




道を開いた松中選手

どうしても勝ちたかったWBC準決勝の韓国戦。
勝利の道を切り開いたのは、4番指名打者の松中でした。

先発上原と韓国投手陣が互いに譲らず緊迫した中盤6回までの0-0
7回先頭打者の松中に期待したのは
①ホームラン②二塁打でしたが 
重苦しい空気を打開し、
攻撃のノロシを上げたのは痛烈なライト線2塁打でした。
思いは通じるのですね。

でもなぜ松中なのでしょう。私はGファンです。
パシフィックだって近鉄・阪急(もう無いよね)
ダイエーの選手を急に持ち上げるなんて可笑しいと自分でも思う。
だけど国際試合になると違うのです。
選手一人一人が大好きになってしまうし、応援したくなる。
まして主砲が故郷の英雄だと胸騒ぎがして当然なのですね。

初めてのWBC。
こんなに期待と不安で緊張して見る試合は、
母校が甲子園に出たとき以来です。

韓国に2連敗したときの空しさ悔しさは
ものが手に付かないくらいでしたから、
コテンパンにやっつけ溜飲を下げました。

もういいよ!(余裕)

決勝のキューバ戦は思い切りやってほしい。

(余談)
国のため国技を売った大誤審


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松中! WBC準決勝

画像朝からそわそわと落ち着かない。
いや一昨日タナボタの準決勝進出が決まってから、
今日の12時が待ち遠しくてしかたがなかった。
相手はWBCで2連敗した宿敵・韓国。
二度あることは三度ある、
ではなく三度目の正直であってほしい。

期待の星は4番松中。
これまで6試合で22打数9安打、4割9厘。打点2。
申し分のない成績だが、ホームランがない。
ぜひ一発打ってほしい。
だが出ない時は出ないもので、
大きなのはそう簡単には望めないから、
タイムリーの二塁打を期待する。

ああこの譲歩、この弱気、このやさしさよ。

チームはイチローを始め懸命さが出て好感が持てるが、
小さなミスが一点差の敗戦につながった。
しかし人間ミスはつき物。
失敗してもいいから伸び伸びと力を出し切ってほしい。
そして1点差の過酷な戦いを勝利してほしい。

松中 信彦(マツナカ ノブヒコ)

郷土の大打者
1973年生まれ 32歳 183/100Kg
熊本県 八代一校出身 ダイエーソフトバンク

★・・・・・・・・・・追記(14:30 8回表雨天中断)
7回表、
先頭打者の松中がライト線に痛烈なライナーを放ち
2塁ベースを左の拳骨で殴り付けた。怒りの2塁打だ。

先発上原が韓国を完封する中、6回まで0-0。
上原の好投と4回内野安打、2盗のイチローを
進められなかった悔しさが長打を生み
日本チームに火を付けた。

・代打福留のライトスタンドへの2ラン
・里崎の2塁打
・代打宮本の3遊間ヒット
・イチローのレフト前ヒットとたたみかけ一挙5点。

8回多村の左中間ホームランで
韓国の息の根を止めた。
(ここまで6-0)


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弘山晴美 念願の初勝利

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うれしい! 

ハーフ頃からきつかったけど、あきらめずに行こうと思いました。

35キロで渋井さんに詰まって来た時は、
半分バテていたけど粘って走り続けました。
ペースは自分のリズムを取りながら、時計は見なかった。

二人共(コーチの夫)優勝がありませんでしたが、
トレーナーはじめ一緒に走ってくれる人が居てくれたので

とてもうれしい! 

ゴールで夫を見たら涙が出ました。

やっと優勝することが出来ました、
これからも走り続けたいので、応援してください

名古屋国際女子マラソンで初優勝した
弘山晴美(資生堂)のコメントは、

達成感で晴れ晴れとした「マラソン続行宣言」でもあった。





レースは渋井陽子(三井住友海上)が最初から
ペースメーカーを後ろにして飛び出し、

高橋尚子の大会記録(2.22.19)を更新する勢いをみせたが、

35キロで快走する渋井のはるか彼方に
ピンクのユニフォームがかすかに踊った時、

波乱を予感させた。

その差40秒。逃げる渋井と追う弘山。
白熱のレースが展開されたが、

1キロを残す地点でトップが入れ替わり、
瑞穂競技場に力強いストライドで飛び込んで来たのは、

10回目のマラソンで初めて勝利した37歳だった。 

遠かった月桂冠は
あきらめずに走り続ける人の頭上に輝いた。

競技場で夫と抱き合って泣けるなんて、幸せもん! 

本当におめでとう!



渋井の果敢なレース運びも印象に残った。

終盤スピードが鈍ったが、
彼女らしい積極さは後につながるはずだ。


1 弘山晴美 資生堂 2.23.26
2 渋井陽子 三井住友海上2.23.58
3 堀江知佳 アルゼ 2.28.01
4 A・ゲラシム ルーマニア 2.29.30

(スタート時 雨 10.5℃ 湿度81% 北北東の風1.8M)



・・・ありがとう ♪

ウォークマン

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デジタル・ウォークマンを買ったのはいいが、

気付いてみると一ヶ月間も袋に入ったまま。

ジョギングしていた頃なら

音楽にうっとりして街路樹に激突している頃だが、

水泳ではそうもいかず、宝の持ちぐされとはこういうことなのだろう。

「○○をすれば保証期間が長くなりますが」

というヨドバシの女店員さんに

「こういうのは、故障したときが買い替え時」

なんて強がり言って、

イル・ディーヴォ、ロリンズ、マーカス・ミラー、高橋・・BoA・・・など空想しながら、

FMチューナー内蔵にひかれて買ったのに関心がなくなった。

つんどくというやつ。

ポケットラジオのFMだけでは不測の事態に対応できない。

では解説書から読んでみるか、それともまず聴いてみようか。


その前に丘に上がったスイマーにはやることがある。

狭い壁にはサイドボーやらソファーやら壁掛けやらで近寄れないので、

襖を背にストリームラインの確認。

人様には見せられない。

ヨガかピラティス、マットサイエンスのなれの果て。

オクさんが不思議な顔をして通りすぎる。

猫は  「フン!」 見向きもしない。

そのままプールに入って泳ぎ出しても、人のことなど無関心。

「ホホーッ、良いフォームになったじゃん」

なんて誰もいうわけがない。

孤独なのだ水泳は。

関心があるからこその無関心か。

 おい!サウナに入ってのバカ話は何だ! 

チョウ・ジョンバンさんの「ゆっくり長く泳ぎたい!」を信じます。

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大崎選手ご苦労さん。びわ湖毎日マラソン。

 一番期待して見たのは、山梨学院大のアンカーだった大崎悟史選手(29歳)(NTT西日本)
足つ゛くりをして来た10回目のマラソンは自己記録(2.08.46東京国際日本人トップ)更新こそならなかったが30キロからも、右腕をやや上にあげてリズムを取りしっかり走れた。もう貧血は克服したのだろう。

 松宮隆行選手は30キロ世界記録の勢いのまま、30キロ前からリオスと激しいマッチレースを展開し大会を盛り上げたが38キロまでだった。スタミナ不足は解消されていない。

 その点、キョロキョロと後ろばかり見るリオス選手はマラソンランナーとしてどうかという気がしないわけではないが、状況確認とリラックスととればそんなものか。圧倒的なスパート力は同国のフィスを偲ばせる。

 スタート前一番強そうなのはレース前「7分台を出す」と言っていた、2度の昆明トレで頬がこけ精悍な表情の佐藤敦之選手(中国電力)トップグループで快調に走っていたが30キロで脱落。その後途中棄権したらしい。マラソンはむずかしい。

 天候にも恵まれ、風も強くない記録の出るコースで、優勝記録が9分台。終盤にスピードががっくり落ちてしまったのは、日差しの強さだろうか。ラビットが居なくなったら走れないのではなさけない。特定のレースのみペースを落すのも妥当じゃなかろうし。

1 ホセ・リオス (スペイン) 2.09.15
2 松宮隆行 (コニカミノルタ)2.10.20
3 大崎悟史 (NTT西日本) 2.10.49
4 レオニド・シュベツォフ (ロシア) 2.10.59

(スタート時 気温11.0℃ 湿度52% 南南東の風2.8M)

リオス
「タイムは悪かったが優勝を素直に喜びたい。松宮とは最後まで一緒に走りたかったが38キロから付いてこなかった。びわ湖は相性がいいよ。また来年も来たい。」

松宮
「10分を切れなくて残念。35キロからジョグになってしまい、いい課題になった。マラソンは甘くない、まだ力不足です、今日の反省を生かしたい」




■大崎悟史の記録
③2:15:36 (06 ドーハ アジア大会)


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ロリンズがやってきた

画像
BoA似の店員さんに
「そんなCD、古くて販売中止よ」
と言われすごすごと引き下がってから半年。
ソニー・ロリンズの「ネクスト・アルバム」がアマゾンに乗ってやって来た。
もちろんウィントン・マルサリス「ライヴ・アット・ブルース・アリー」も。

「やあーご両人、まあどうぞどうぞ」
と部屋に上がってもらったのはいいが、
巨匠が二人も一度に来られてドギマギ、ワクワク。

早速朝一番にロリンズを車にお連れして吹いてもらったら。
「あーれ、こりゃちと違うぞ、サキソフォン・コロッサスと」
あれは1956年、これは1972年録音。
偉大な人は変化も激しい。
マイルスを見よ、
コルトレーンを見よ、
ピカソを見よ。
その劇的変化の妙を。
オレのような凡人には変化なんてない。
今日床屋で髪型を変えてもらった位。

ロリンズは59年から61年の間演奏を中断。69年秋にも姿を消し、
71年のコングスベルグ・ジャズ祭で突然復活する。
新しい音楽への積極的なアプローチと
母の故郷セント・トーマス島滞在が彼の音楽を劇的に変化させた。

前者はハ-ド・バップだが
今回のはコンガ・パーカッションも加えかなりメロディアス。
ジルバやパラパラも踊れる。
「奥様お手をどうぞ?」(プレイン・イン・ザ・ヤード)

あくまでゆったりと暖かく、
包容力のあるロリンズ節に変わりはない。
ホーギー・カーマイケルのスタンダードナンバー
「スカイラーク」でのソロには圧倒される。
ジョージ・ケイブルスのピアノソロにもぞくっとするよ。

おっと肝心なことを忘れるところだった。
「ポインシアナ」は彼の始めてのソプラノサックス曲。
仲良ししたくなる様な中低音の艶を聞いて!

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『プライドと偏見』忘れられない風景

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 映画を見ていてつい欲が出るのは「いい風景が出てこないか」ということ。
そんな気が起きないほど入りこんでしまった時でも、
はっとするきれいな風景に出会うと生涯忘れられないものとなる。

 ケビン・コズナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」そして メル・ギブソン、ジョディ・フォスターの「マーベリック」一瞬で消えた風景は広大なひろがりと果てしない奥行き。ディテールは曖昧でもそこにある空気はストーリーがもたらす印象であっても忘れがたい。

「愛してる」と認めるには、男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには、女の偏見が邪魔をする『プライドと偏見』
18世紀イギリスの田舎、青く霞む遠い山々、うっそうと茂る森が小高い草原の近景につながる無音の早朝。下手から瞳のきれいな美女・キーラ・ナイトレイ。上手から陰鬱そうな美男・マシュー・マクファディンが登場。

 小難しいセリフを吐きながらひしと抱き合う。二人が家財産を捨てて駆け落ちしてくれたらよかったのに、そうはならなかった。排気ガスも酸性雨もない、澄んだ空気が匂う青い風景。また忘れられない風景となった。


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スルツカヤの銅メダル

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最終演技者のスルツカヤ選手が最初のトリプルルッツを決めた瞬間、
彼女の優勝が決まった! ?


と確信した。
そして”やっぱり”とあきらめた。


ジャンプの高さ、のびやかなビールマン。
安定した技術力を見せ付ける身体能力。


ショートプログラムで1位のコーエン選手が後退。
荒川選手の最高の演技もそれまでか。





母親の看病。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝目覚めると手足が動くのを実感するだけで
幸せを感じる自身の難病をかかえ、

初めてのオリンピック優勝が震える指の先に触れようとしていた。


だがロシア「フィギュア全種目制覇」の重圧と
荒川選手の高得点が微妙な筋肉のずれを呼び、

中盤のジャンプでパラヴェーラの銀盤に見放された。
そこに人間スルツカヤを見る。

トリノ五輪日本陣惨敗の中、

荒川選手が金メダルをもぎ取った涙の向こうに、
懸命に笑顔を繕うスルツカヤ選手の姿があった。

虚脱、放心、そして重圧からの開放。

スルツカヤの銅メダルは、
懸命に生きてきた証しであり、

これからの長い人生の節目を記念する銅メダルだ。




・・・ありがとう ♪



うつろうかたち

 わけが分からん抽象画を描く野見山暁治さんは、画家にしておくのがもったいないような、平易で魅惑的な文章を書かれる。大好きな田中小実昌さんは義弟にあたるらしいからなんとなく親近感もある。

 折々に書いたこのエッセイ集には、糖尿をわずらったコミさんは、アメリカで行き倒れになったものとばかり思い込んでいたが、実はそうではないと言う新証言や、画家の目から見た画家達が次々に登場するから興味深い。

 小磯良平 坂本善三 坂本繁二郎 佐伯祐三 藤田吉香 
 金山康喜 船越保武 稗田一穂 岸田劉生 藤田嗣治

 「形は色の自在さを束縛しようとするし、色を解きはなつと、とたんに形は壊れてしまう。ドガはこの矛盾を克服しようと試みるあまり、とうとう誰とも付き合わなくなり、どうしょうもなく気難しい人間として、世間からはずれてしまう」
美しいものを創り出す人間の孤独は、誰も盗み見することができない。著者は画家として己の心情をダブらせる。

 新宿副都心や衣服の皺など、やたらにごちゃごちゃと線で描いた絵を見たことがあるが、それについて
「事象の一切合切、そのひしめきあいをデッサンするとき、たいてい線でもって区分する。区分けという言い方は少し曖昧だが、ともかくモノの形を線で囲って要約しようとする。デッサンといわずタブローでも、ぼくはやたら線を引く」

 自身の絵については
「ぼくの中には、何かがはっきりあって、これを描こうと思うんだけれども、それはこういうものじゃなかろうか、ああいうものじゃなかろうかと思いながら追いかけていっている。絵を描くというのは、そういうことだろうと思う。じゃあ、これは完成かと言われたら、完成ということはないので、手探りの状態で、いま、この絵についてはこれ以上手探りができないんですというところをもって、終わりにしている」と。

 最終章には渡欧した夢多き貧乏画家時代のロマンスや心の風景がノスタルジックに語られている。


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藤綾雅裕TRIOに酔う

             
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             藤綾雅裕(Sax)高瀬裕(B)安藤正則(Ds)

ソプラノサックスの牧歌的艶やかな音色に乗り、
心地良い浮遊感が果てしなく続く。
アコースティック&シンセサイザー・ライブ。
テクニックはもう~
コーク一杯でこれほどファンキーな世界に浸れるなんて・・・
思わず腰が浮くような高瀬のベース・アドリブ。
確かなシンバルが刻む華麗な安藤ドラムス。

♪ ディア・マイフレンド
♪ ムーン・ランデブー
♪ スイングしなけりゃ意味が無い(エリントン)


<藤綾雅裕>
 土岐英史に師事。武蔵野音楽大学サックス科卒業。
土居一郎&ミリオンパラ参加を始めとして、今田勝NOWIN、FIZZZ、山下洋輔パンジャ・スウィング・オーケストラ、矢沢永吉、ザ・プレイヤーズ、サリナ・ジョーンズ、辛島文男クインテット、日野元彦アバナイトロプス、布川俊樹VALISなど、数々のバンドで活躍。91年及び92年度スウィング・ジャーナル誌批評家投票のソプラノサックス部門1位。自己のバンドや鈴木良雄EASTBOUNCEなどでPIT INN、BODY&SOUL等の都内ライブハウスを中心に活躍するとともに、ラテン・ジャズ・ビッグ・バンド、熱帯ジャズ楽団でも活躍中。



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ブラックタイガー

趙靖芳(チョウ・ジョンバン)さんの

「ゆっくり長く泳ぎたい!」をひもとき

「ストリームラインからやり直さねば」と結論。


壁を背にして立ち、バンザイの姿勢。

耳をはさむようにして両手を重ね身体を伸ばしたとき、

指先、背中、尻、腰がぴったり壁についていること。

(体が硬い人は肩と指先が壁につけば尻は付かなくてもよい)

肩と指先を壁につけるには腰を前に突き出すように腹の皮をのばし、

肩を後ろに引かないとだめだ。

楽な姿勢ではない。

意識してやるだけで疲れるが、

マットサイエンスが役に立つとこじつける。

今までストリームラインと思っていたのは、

下手な和歌、腰折れ、

川えび、いやブラックタイガー。

面かぶりクロールでは気つ゛かずにいても、

息継ぎで顔を横に向けるとバランスが崩れてしまうのもうなずける。

かなり腰を前に出し反り返るような意識でないとストリームラインにはならない。

幸い、水中でやると剥き身のブラックタイガーでもかなりいける。

“今頃”でも気つ゛かせてくれた趙さん!



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クラクション

 車で走っていてもほとんど警笛は聞かれない。そういう時代になって久しい。
道路の設備もマナーも一時と比べて格段に向上し、安易にクラクションを鳴らす必要がなくなった。たまに聞くのは大型トラックかマフラー改造車くらい。 「オラオラ、おれだー!」

 信号でなかなか発進しない車があっても化粧が仕上がるまで待ってあげるやさしさと辛抱が現代ドライバーの資質。たまに「プーッ」(あれ?こんな音だったか)とやろうものなら「ムカッ」とされ、交差点の真ん中で殴り合いの喧嘩など披露する方もおられるが、他人事ではない。ムカッとするのは自分である事のほうが多い。つい押してしまったら平謝りにあやまることだ。降りて行って因縁をつけたりするものではないよ。

 カミさんが出てくるのが遅いからといってクラクションを鳴らすのも近所迷惑、ぐっとこらえて待つ余裕がいる。そのカミさんを駅に送って行ったあと、不思議なものが助手席フロアーに転がっていたのはつい先日。スーパーで買った野菜のかげに弁当があった。どこへ行く。

 今日カミさんが「じゃーね」と歩道に消えた時なにげなく横を見ると、小さなバッグが転がっていた。「またやった」と氣付いた瞬間クラクションを押してしまった。前のドライバーにきつく睨まれた。何年ぶりか分からないほど久しぶりのクラクションである。

 ボタンが小さく押し慣れないとどこにあるのか分からんが、咄嗟に押せるものだ。


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トリノオリンピック考

 日本勢の苦しい戦いが続く冬季オリンピックも中盤。里谷多英選手に期待し応援した手前、何かコメントしなければなるまい。

 15位で悄然と去る里谷の姿は見たくなかった。確かに得意とするターンのスピードは素人が見ても精彩がなく完敗だった。出たからにはケガでぼろぼろの身体に鞭打って必死に己を鼓舞したに違いないが、直前の試合がすべて。全く調子に乗れないままのオリンピックだった。

 同じく怪我を押して出場しオリンピックのたびに順位を上げる上村愛子選手には素直に拍手を送りたい。競技歴の長いご両人が目標を転じることなく、キチッとモーグルに再挑戦してくれることを期待したい。メダルの数の事だけで不振というのはまだ早いが結果が総て。過去の成績より上げている選手もあり、まだまだ捨てたものではない。

 気になるのが原田選手の失格問題。これが後の競技に響いたのは否めない。
身長の登録が1センチ伸びていたこと。体重の管理認識が甘かったことで板が長すぎ失格とは唖然とするしかない。本人に任せるのは良いが、本番に登場するときに最終チェックをするのがスタッフの務めではないのか。原田のフライトをどうしてくれる。そこに人の失敗を喜ぶ風潮の一端が垣間見えてしまうのは、ひねくれ者の妄想か。

 あれで若い選手の何かがずれてしまった。オリンピックという国別団体競技では何より出だしがチームの雰囲気・勢いを作ってしまうので、スタッフと選手の一体感はもっとも大切なところ。ボクシングと比較するのは筋違いかもしれないが、選手と一体になった体重管理の厳しさを思い出さずにはおれなかった。


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『フライトプラン』ジョディ・フォスターの瞳

 「マーヴェリック」は良かったが「コンタクト」「パニックルーム」は駄作。「羊たちの沈黙」のクラリスは良くも悪くも強靭な女性というイメージを固定しかねないが、それが彼女の個性であり「売り」なのを証明するような映画が『フライトプラン』だ。

 焦点のわからない青い瞳と、痛そうに張ったあごに鎮座まします色気のない薄い唇がバランスをとり、クローズアップの連続が100分のサスペンス映画を引っ張り続ける。「タクシー・ドライバー」を観て、ジョディに振り向いてほしいがために大統領を狙撃した哀れな男がいたのもうなずける。この映画の成功も彼女の青い瞳があったればこそ。「目は口ほどにものをいい」不安、恐怖、おびえ、意志・・・さまざまな表情が何時までも繰り返し浮かんでくる余韻の長い映画となった。

 最初のアカデミー主演女優賞『告発の行方』小説「第四の手」のジョン・アーヴィング原作『ホテル・ニューハンプシャー』等、観ていない作品も多い。98年と01年に男の子を出産、共に父親の名前が公表されていないのもスターの神秘的偶像を形作る。

身長=159cm 髪=ダークブロンド、瞳色=ブルー


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しばらくぶりにマットサイエンス

 さして忙しい生活をしている訳ではないが、サボっていたので久しぶりのマットサイエンスとなった。
一人分のスペースは何とかこじ開けて確保。筋やスジを伸ばしてストップモーションの45分間だったが、大汗かいて気分良好。静かな型だけの運動?で大汗が出るのが不思議。アルコールで汚染された細胞のカスも吹き飛んだようだ。ジョギングやバイクの汗とは又違う。

 エクササイズが進んでいて、もしかしたら付いて行けないのではないかという不安もあったが、ゆっくり一つずつこなすうち体が蘇った。
ただ、片膝ついて頭上で手を合わせるポーズではバランスが取れなくてフラッとしたぞ。腕立て伏せのポーズのままいろいろ喋られた時は身体が震え出して冷や汗が噴出、こんなはずじゃなかったと衰えを実感した。長年生きていると身体は確実に劣化し硬化して来るんだなあ。水泳やマシントレも万能じゃないと思ったよ。

 しばらくぶりです水泳愛好の皆さん。
その後の水泳は気分良くスイスイとはいかなかった。ビギナーズラックを過ぎると深い低迷期が待ち受けているものなのだろうか。そんな気分が足を書店に向わせ「ゆっくり長く泳ぎたい!」という本を買ってしまった。

 イアン・ソープの2ビート、キャッチアップクロールの進めのような本だが「ゆっくり長く泳ぐなら、この方法しかない!」とくれば飛びつくよ。うまいコピーだな。
教師がまた増えてどっちの教えを聞いたらいいのか分からんようになっても知らんよ。


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アイコンタクト

 「あのドライバーは何をしようとしているのか」車だらけの中を走るのだから、ドライバーの目を見る。いや、求める。特に横のスペースから合流しようと待機している車は、出るのか出ないのか大変気になる。ひとつ間違えば衝突事故になるからだ。

 しばしばこんな場面で若奥様やお嬢様が事故を起こしているので神経過敏になっている。目を見れば察しが付くが、大多数のドライバーはこちらを向いてくれない。遥か彼方から来る車影は確認しているのだろうが、近付いてからはほとんど見ていない。

 ところが逆に自分がスペースから道路に出る場合は、あんがい直進するドライバーと目を合わせたくないもの。直進者に「あっ、あの人」とか「良い顔だわ」と思われるのが嫌で目を外してしまう。勝手なものだ。

 目と目を合しニッコリしなくていいから待機している時はこっちを見ろ。たのむからいきなり飛び出して来るなよ。

ミュンヘン

 今なお際限なく続くテロの残虐。生きて来た者が一瞬にして死体となる空しさ。報復が報復を呼び殺戮の成果を誇示するテロ。空爆だって同じだ。

 目線を下げたカメラ、モノトーンのドキュメンタリータッチで鮮やかに描いたサスペンス・アクション。陰鬱な暗殺者を好演するエリック・バナに感情移入するほど気分が滅入ってくる。
親の功労をヨイショし、若者の義憤を利用して暗殺者に仕立て上げ、金以外は全く援助しない「無かった者」にされたあげく切り捨てられるのは国家優先のスパイと同じ。親の敵を求めて全国行脚、死んでいった武家時代もあった。関係ないか。

 そして家族を持つテロリストはいつ襲ってくるか分からない恐怖に心を病んでゆく。第一次大戦のガスと塹壕、ベトナムのジャングル、アフガン・イラクの近代兵器と自爆テロ。劣化ウラン。戦場から帰った兵士に平穏な日常はおとずれない。

 とはいえ平和であるべきミュンヘンオリンピックの選手村で、11人もの自国の若者の命が無惨に奪われて「ああそうですか」ではすまないだろう。だからこんな長くて短い映画ができた。

 今回のワンシーンは、小部隊でテロ3人が女としけ込むアパートに踏み込み、撤退時に相手ガード部隊ともみくちゃになるまでの、夜の市街戦だろう。
ハッと顔が合い「パン!」と短銃の乾いた音がする絶妙な間と、空気を切り裂く鉛の滑空音。スピルバーグならではの熟練した手腕が緊張した場面の臨場感を盛り上げるベストシーンだった。これだけで1800円х1/2の価値はある。


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回転寿司

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石垣、石垣、サーモン、石垣、ひたすら食う。左隣席に若い女性3人がにぎやかに登場。引く。石垣、サーモン、石垣・・・ふと隣を見ると白魚のような手。箸を握る手が行儀いい。ふんわかと滑らかな会話は中国語だろう。留学生か、観光客か。“すみませーん、アワビを下さい”観光ではなさそう。“わさびをください“中国人とおぼしき女性がわさびを一皿ぺろりと食ったのを思い出す。その向こうを見ると同じく正しい箸の握り、その向こうも。いまどきめったに見ないものを見た。石垣貝(白トリ貝)のグニャッとしたかみ心地が旨い。
石垣、石垣・・・




画像は駄洒落のぼり収集家のハワイ情報さんより拝借


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高岡選手6回目のサブ10

 2006東京国際マラソンは高岡寿成(カネボウ)が2時間9分31秒の記録で6回目のサブ10をゲット、日本人1位ではあったが連覇はならなかった。

 このコースは今年でなくなる最後の東京国際、記録が出にくいコースなので勝って強さをアピールするのと、誰もやったことのない連覇が目標でレースに臨んだはずだったが、後半の向かい風にスタミナを奪われ、35,8キロ地点で給水を取らずスパートをかけたが満を持していたトロッサ(エチオピア)の仕掛けに付いて行けず2位に終わった。

 30歳を過ぎてからのマラソン挑戦。35歳の今日迄優勝1回、3位4回そして今日の2位。いずれもサブ10の6回目は日本新記録だという。この安定した力は日本記録保持者でなおトップランナーであり、リーダー格であることを見せ付けつた誇らしい記録だ。
気力充実、まだまだ進化し続ける高岡選手のアジア大会(12月 ドーハ)での健闘を期待したい。

 ペースメーカーなき後、先頭集団を引っ張った歴代2位の本命C・コリルも5メートルの向かい風には勝てなかった。風を避け虎視眈々とチャンスを狙っていたトロッサの安定した走りと勝負勘がやけに目立つレースでもあった。
(スタート時、晴れ、気温7.0℃、湿度29%、東南東の風2.6メートル) 

A・トロッサのコメント
「35キロ過ぎでスパートしたのは、他の選手も疲れていたと思って出たんだ。当初の考えどうりだよ」

高岡のコメント
「2連覇が出来ず残念です。35キロすぎに勝負をかけたのですが、トロッサのスパートの後一呼吸おいたら付けなかった。でも10分切れてよかった」

① A・トロッサ(エチオピア)2.08.58
② 高岡寿成(カネボウ)  2.09.31
③ C・コリル(ケニア)   2.10.07
④ 入船 敏(カネボウ)  2.10.47

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ALWAYS三丁目の夕日

 映画を見て涙を流すのは恥ずかしいが、泣けるのはいい出来だからだしそれはそれで結構いい。
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以前から気になっていたが、見落としたのでDVDが出たら見ようと決めていた。ところがいい映画の目安「キネマ旬報2005年度ベストテン」で「ALWAYS三丁目の夕日」が日本映画の2位になっていたから気がきではない。今回、旅先の町でめぐり会えたのは幸運と言えよう。60数席あるミニシアターは何と満席、同じ思いの人も大勢いることだろう。
 
 主人公が“売れない作家”というのがこれ以上ない好みの設定で、人生やり直すことができるなら、食うのに事欠く貧乏小説家になりたいと思っていたので、感情移入がしやすい。
名前が芥川龍之介ならぬ茶川竜之介。このふざけ具合が話に息を吹き込む。ちゃぶ台の前で悪戦苦闘する男が作家らしく見えるのは万年筆と原稿用紙だけ。惜しいことには少年雑誌に駄文を投稿して小ずかい稼ぎしていていることだが、文芸誌に送った作品は「没」ばかりだから理想的。ばあさんがやっていた駄菓子屋に転がり込んでガキを相手に生きているが、酒屋のお姉さんに気を許したばかりに、厄介者をしょいこんで「オマエなんかじゃまなんだよ」と本音でどなるはめになる。

 ところがその姉さんが良い女なんだな。ある日どうしょうもなくなってカウンター越しに告白する場面が涙腺の調節機能を狂わしてしまった。しまったと思ったときは遅い。チリ紙はポケットの中だしハンカチは後ろポケット。両脇は女性客なのでそれでなくても狭い椅子の中でモゾモゾするのは格好がわるい。しかたがないので涙は頬を流れっぱなしとなった。指先で拭き取るにはあまりにも際限ない水の量。老人力ではないが随分力が付いてきたものだ。

 しかし小雪の様なきれいな女優さんでは「チョット ミスキャスト」と思わないでもないが結構いい雰囲気が出ていた。助演女優賞は薬師丸ひろ子だったがね。こんないい映画になったのは山崎貴監督の上手さだろう。

 みんなが力道山の空手チョップに沸いていた頃、プロボクシングの放映を、銭湯の番台で微笑むオカミさん達と毎週夢中になって見ていた。ボクシングが好きになったのは親父のせいだ。

 西岸良平の映画化だが漫画は見ていない。「面影の女」の杉浦幸雄の世界を彷彿とさせる黄色っぽい人生模様が漫画チックで楽しかった。 


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須田国太郎の風景画 国立近代美術館

須田国太郎展


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展示品を見てまわるのが重労働と感じる以前から
逆光で黒く見える皇居の森が目の前に広がるロビーで、
ボケッとしているが好きでした。

雅子さんは、愛子さんはお元気でしょうか。
など考えながら5分も椅子に掛けていると活力が蘇って来るのは、
案外、夕食のメニューが目に浮かんだからかもしれません。

地元の美術館に須田の赤く寄り添う民家の小品がありますが、
正直言ってどこがいいのか分かりませんでした。
そんな認識不足に目を覚まさせてくれる回顧展でした。

特に30年代の風景画はどうでしょう。
近くで見ると、がさがさと乾燥した土壁のような絵が離れて見ると、
圧倒的台地の存在感として迫って来て、
もう風景画は描けないと打ちのめされる思いになりました。

追求し続けた絵の芯が感じられます。







小林俊介の気配 府中市美術館 

『絵画の行方ー現代美術の美しさって何?』 
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駅ビルも地下街もない平原の駅を降り、
案内地図が見当たらないので目の前のコンビニに飛び込みました。
人気のない店の奥で一人忙しくパンを並べている女性に声を掛けると、
何処の馬の骨ともつかない九州訛りのオッサンに、
手袋を取りながら美術館への道順を教えてくれたおばさんは、
自分が好きな絵を見に行く様な明るい顔でした。

府中競馬か3億円事件のモンタージュ写真ぐらいしか
イメージできない土地でしたが、
秋には見事な黄金色になるであろう銀杏並木や、
暖かくなれば砧公園や御苑さえも色あせる、
緑あふれる府中の森公園がおばさんの笑顔と共に
イメージすることが出来ます。
空のある郊外の旨い空気と共に、
牛島憲之記念館としての府中市美術館までの道は、
冬枯れの散策でも心が躍るようでした。



間について
私の作品は必ずしも目にみえない「気配」や「きざし」を描こうとしたものです。むしろそれは音に似ていて、音が「わーん」と響いてやがてまわりの空間に消えていく。そのような「広がり」を絵に表そうとしたものです。日本ではこのような音や空間の広がりを「間」(ま)と呼んでいたようです。絵具のにじみや重なりによって、心地よい緊張感に満ちた「間」が描けたらよいと思っています。    小林俊介












ヌデレバ8度目の優勝

 大阪国際女子マラソンは過去7回優勝の経験があるスピードとスタミナの重戦車C・ヌデレバが先行する小川清美(京セラ)や小幡佳代子(アコム)らを意に介さず前半はマイペースで自重。23.5キロで阿蘇品輝美(京セラ)27キロで坂田昌美(京セラ)28.5キロで小川を抜いて2位に浮上。正念場の33.2キロで小幡を追い抜くとそのまま悠々と独走し日本のフルマラソン初登場を優勝で飾った。

 まつげの長い吸い込まれるような黒い瞳のヌデレバは、古代エジプトの壁画に出てくるような、とても綺麗な方でもある。ただ、2度ほど手渡し給水の失敗が見られたが、なぜ彼女だけ手渡しでなければならないのか。もしそうでなければならないのなら、一昔前の車掌のように大きなリングをつけておかないと、あのスピードと混雑の中では失敗も想定内の軽業だろう。幸いオフィシャルドリンクの飲み方が上手いので大きなダメージにはならなかったが。

 日本選手は一流どころがいない本命なき戦い。うりは「ヌデレバVS日本勢」
折り返し点でトップを競っていた、小川と小幡の血の出るようなデッドヒートを期待したが、小川はそこまで。同僚の阿蘇品はレース前に風邪を引いたとかでガス欠。大阪城をジ・アルフィーの「ONE」に乗って華麗に走った小幡が解説陣の不安を裏切る猛ばく進を展開。日本人トップでゴールインしたのには溜飲を下げた。

 嶋原は前半自重しすぎだったようだ。後半の追い上げがすばらしかっただけに惜しい。京セラの二人が苦しむ中、初マラソンの坂田が35キロ過ぎの右足アクシデントを乗り越え4位に入ったのは収穫だった。

小幡のコメント
「さらに強くて速いマラソンを目指したい」

ヌデレバのコメント
「優勝が目標だったので、野口みずきの公式記録を破るのは次の機会にする。来年また来るよ」

①C・ヌデレバ(ケニア)2.25.05
②小幡佳代子(アコム)2.25.52
③嶋原清子 (資生堂)2.26.47
④坂田昌美  (京セラ)2.27.13
(スタート時、 晴れ、気温9.6度、湿度50%、北北西の風1.3M)


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ひたすらプル

早いものでもう27日。一月も終ろうとしているが、

正月この方、プルばかりやっている。

ひざの間にブイを挟んでの腕だけのクロール練習だが、

ただひたすらプルプルプル!

基礎が出来ていないのでしばらく気軽に泳いでいるうちに(これは理想)

フォームがバラバラになってしまった。

左右の腕かきと体のバランスが取れていないからだと自己診断した結果、

プルからやり直そうと思ったからだが、

高橋雄介さんを知ってしまったからでもある。

「クロールがきれいに泳げるようになる!」という本を書店で発見したので、

これこれと思って買って読んだら、

簡潔で分かりやすく書かれた高橋理論に染まてしまった。

ところが「美しい手のかき~その1~10」が問題なのである。

それまでの腕かきは手先を内側に向けていたが、

高橋さんはイアン・ソープばりに

「指先に体重を乗せて前にスーッと伸びる」ストレートなかきだ。

言うはやすく実践は難くで、うまく水をキャッチできない。

あれよあれよという間に泳ぎがギクシャクしてバラバラに分解してしまった。

このままやってもしかたがないと、

自己流ストレートプルでひたすらバランスの吸収に努めているわけだ。

幸いプルは力を抜いてゆったりできるようになったので、

泳ぐ楽しみは思い出したが、

いったいオレの泳ぎはどうなってしまうのだろうという不安がつのる。

クロールは恋人。

平泳ぎに逃げても何ら問題は解決しないのだが

プルの間は平泳ぎにちょっかいを出している。


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油谷 繁選手15人抜き

都道府県対抗駅伝の女子は面白いが、
男子の方は何となくつまらないのは、
広島や古里の熊本が芳しくない事とはあまり関係ないようだが、
今回は油谷繁選手(中国電力)が3区(8.5キロ)に急きょ出場するというので
期待一杯で見た。(22日広島、7区48キロ)

韋駄天走りとはこういう走りのことだろう。
21位でタスキを受け取ると、
いかにもワクワクするようなランニングフォーム。
キックの利いたロングストライドで前を行く選手を次々追い抜き、
15人抜きの6位で中継所にゴール。
24分39秒の区間最高の快走で溜飲をさげた。

広島チームとしても、
意気に感じた4区世羅高の松本選手が一つ順位を上げるなど、
以後の選手が頑張ってそのまま6位をキープし、
2年ぶりの入賞を果たした。
去年は17位だったので王者復活の地固めができ、
来年の躍進が楽しみになった。

駅伝は気持ちの伝達。
ちょと気がなえたらズルズルと行ってしまうし、
勢いが伝われば好成績につながる。
油谷選手の15人抜きはチームに火を付けるに十分だった。

V3を果たした長野チームは、
実業団選手は一人もいないのに堂々の圧勝は見事という外ない。
若さは時に弱さに堕するが、
役割を理解したチーム連携・勢いの勝利と見た。

さて、油谷選手は4月23日のロンドンマラソンを走るという。
好調を維持したら2時間6分台も見えてくる今日の走りだった。

油谷 繁選手の自己最高記録 




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
 
2時間7分52秒(2001びわ湖毎日マラソ3位)






古本・貸本・気になる本

山本夏彦の著書を読んだ人が、
この人はいつも同じことばかり言っている、と評したら山本氏の友人が
「寄せては返す波の音と思え」と笑ったそうだ。
山本氏の文章を「コラム」と言うのは間違いで、
内容に気を奪われるのではなく、文章を楽しむのが本道なのだ。
従って、同じことが繰り返されて、当たり前なのである。
古今亭志ん生と考えればよい。と書いている。

出久根達郎は小説家ではあるが、根っからの本好きで古書店主でもある。
本のことや身の回りのことを書いたエッセイが好き読んできたが、
同じことを視線を変えて繰り返して書く張本人であるから面白い。
出久根達郎はいつも同じことばかり言っている、と言われるのだろうか。
同じ内容でも「またか」と思わないから波の音なのだろう。

猫の好きな人に、猫の代弁者「猫のパンチを受けとめて」南里秀子著
「猫に食べさせていけない物。人間が食べるものすべて、と考えた方がよい。
ほとんどの物が塩分が多すぎて、猫は腎臓をやられる」
その他、読んだことのある本の書評や、本にまつわる珍しい話が一杯。
風呂で読むのがいい。

「古本・貸本・気になる本」出久根達郎

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名をこそ惜しめ

戦後60年の節目に、さまざまな映像や出版物がひしめいているが、辺見じゅんの「男たちの大和」の映画化が話題になっている中、映画よりまず活字が読みたくて、津本陽の新著”硫黄島戦”をじっくり読ませてもらった。画像
 
マリアナ諸島のサイパンが陥落し、本土攻撃の重要な中継基地としての硫黄島は、ちっぽけな岩だらけの島。ベトナムのジャングルとは大違い。

「鬱蒼とした樹木などは、どこにも見あたらなかった。見える範囲は、でこぼこした褐色の間に、暗紫色の斑点が、痣のようにみえる小高い岩の丘である。左側には、赤茶けた火山が、不気味な岩肌をさらして聳えている」隠れる所は自らが掘った壕しかないのだ。
そんな過酷な条件の中で、約三千倍という圧倒的な火力を擁する米軍と、
制空権を無失い、救援物資も援護もほとんどない日本軍が、
どんな戦いをして死んでいったかを丁寧に記している。

「朝、昼、晩、握り飯一個とカボチャ、ジャガ芋だけであります。
水は塩からい硫黄のにおいが鼻をつくもので、
それを一日に水筒一杯だけを飲用として配給されます。」
壕と陣地の構築作業中でさえこんな状態。
米軍上陸後は、摂氏60度を越す地下壕にこもって熱気と屍体、
排泄物の臭気が充満した中で水不足に堪えての戦闘だった。

反戦とか、無謀な戦いとかいうことを別にして、
活字をひとつひとつを追っていく作業で苦悩の追体験をする。

投降を知らぬ兵は、銃弾の嵐の中に身をさらし、
キャタビラの下に身を投じ、地下壕に生き埋めになって玉砕した。
しかしわずかな兵は投降を選び生きながらえた事も書かれている。

所属部隊と人名がやたら詳しく出てくるのがわずらわしいが、
これこそ「名をこそ惜しめ」なのだろう。

日本軍戦死者19900人
米軍戦死者 6821人
戦傷者21865人
硫黄島には、
今も12000体を越える旧日本軍将兵の遺体が埋まったままだという。

「名をこそ惜しめ」硫黄島魂の記録 津本 陽









マットサイエンス潜入記

マシントレをしながら開始時間が来るのを待つが、

スタジオに入るには初めてなのでドキドキ。

あの異空間に入るタイミングが分からない。

5分前に入り口の方を見ると半分くらいの人達がざわざわしているので、

まだまだとマシンを1セット追加して2分前に潜入した。

皆と同じようにマットを持って場所取りをする。

カラフルな水分容器とタオル持参の参加者達は悟りきった顔ばかり。

異物混入の心境だ。

インストラクターはへそだしWOMAN。同じスタジオのエアロの先生。

マットサイエンスはヨガとピラティスをミックスしたコアコンディションクラス。

「体感部をしめながら、気持ちよく身体を動かす」とパンフにあった。

ヨガとは如何なるものであるか。ピラティスとは。

不確かで漠然とした先入観があるだけだけど、とにかくやってみる。

あぐらをかいて(正座でもいい)

骨盤は壁(または床)に平行に向き合い、背骨はつむじからお尻まで一直線。

呼吸は鼻から吸って口から吐き出す(鼻から吐いてもいい)

ゆっくり呼吸をしながらインストラクターのするように体を動かすが、

初めてのこと、

他人ととんでもなく違ったことをしないようにキョロキョロしながらついてゆく。

そもそもあぐらをかいて骨盤を真直ぐ起こすのに四苦八苦。

これだけで汗が噴出する。

上向きになり手足でテーブル状になったり、滑り台になったりかなりの重労働。

身体をひねる運動でグロッキー。

バイクを20分漕いだ時の様に大汗をかいたいい運動だった。

しめて45分。ご苦労さんでした。

週1回のエクササイズは、

伸びない所は伸ばさず、出来ない所は出来るとこまで。

無理をしなければ楽かもしれないが、はたしてどんな効果があるものやら。

水泳のケノビ・ストリームライン矯正に好影響があったらいいなと欲が出る。

1夜明けた腰のコリと言うよりも充実感は、何かじわりとした期待感を抱かせた。

継続は力なり。


<備考>

「ヨガ」
ヨーガ派が心身の調整・統一を図る修行法。特殊な座法・呼吸法などを行い、これによって解脱に至ると説く。仏教を通してチベットへ伝わり、中国・日本にも伝わった。現在は健康法としても行われる。ヨガ。

「ピラティス」
体の中心(コア)を鍛えるエクササイズ。小さな動きで最大限の効果をもたらす事ができる。(体のコアとは、尾てい骨から頭のてっぺんまでを貫く一本の縦のラインと骨盤を中心にしたお腹から腰のまわりを指す。)この骨盤を支えている、体のいちばん深いところにある筋肉(腸骨筋、大腸筋、骨盤)をつねに使って エクササイズをすることが特徴。
芯の筋力を鍛え、筋力を正しく使う技術を身体で覚え、認識させていくことで、姿勢や歪みなどついてしまった悪い癖を正し、緊張をほぐし、身体のバランスを保つ。




 





里谷多英に期待

 トリノ五輪代表(モーグル)に内定した。よかったね。
カナダW杯では練習であごと首を強打、そして予選では転倒して34位。
もうないと思っていたがどっこい、枠が残っていた。
スキー連盟の選考は過去の実績も考慮するんですね。
実績でマラソンは走れないが、30秒勝負では技術が生かせる。

泥酔事件で結果を出さなければ五輪の道はないはずだったが復活した。

 そもそも、泥酔騒動は事実だったのか。
後からいろいろ出てきたようだが、里谷多英いかにも脇が甘い。
有名人は記事になるんだからプライベートも注意しなきゃ。
1年もたつのに元の会社に在籍しているところを見ると、
かなりでっち上げ記事に近いと判断している節がみえる。
豪快な飲みっぷりは大舞台に強いことと表裏一体。
そんな感じがする、期待しましょう。
「ターン」あっての「エア」
ターンのスピードは一級品だからね。



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スウィングボーイズ

 買ってもらった小さな複音ホーモニカを大切に使っていた。
放課後美術室に行く途中、通りかかった教室からいい音がするのでのぞいたら、
ハーモニカの合奏練習だった。
艶やかなハーモニーの中に腹にしみ入る低音のブラスが新鮮で、
しばし茫然として聞き耳をたてていた。
後日リーダーらしいのが「バンドに入らんか」と誘った。
大勢でいっしょに吹くのに抵抗があり躊躇していたら、強くは誘われなかった。
しかしベースハーモニーの音が耳を離れず
あのでかいクロマチック・ハーモニカが吹きたくて夢にまで見た。

 うじうじしていたら音楽教師の中田ダイマルが「こいよ」と言った。
発表会が迫っていたので、ベースは吹かせてくれなかったが、
後列の一番端に並び、ぼんやりかすむ観客席を前に、皆に合わせて吹いた。
心臓がキリキリした。
その後ハーモニカ・バンドは消滅したようだが、
後々までハーモニカは吹いていた。

 『スウィングガールズ』にあの頃のさまざまな場面が重なる。
薗田憲一とデキシーキングス。ベンチャーズ・プラス寺内タケシ。
「上流社会」サッチモ。「グレンミラー物語」スウィングジャズ。
今は脇道にそれ、モダンジャズを聴く事のほうが多いが、
バンドのうきうき感はつのるばかりである。

 HDDで観る『スウィングガールズ』への期待は不純だった。
朝ドラ「ファイト」でヒロイン「優」役・本仮屋ユイカの、
笑顔から泣き顔に崩れていく演技をもう一度観たかったからだ。
その思いは満たされなかったが、とぼけた味が個性なのだろ。えがった!
ホンが違えば役も違う。
ただひとつ上野樹里がバイト先のエレベーターの中で、
裸のマネキンにかぶり付くディープキスにゾクッとした。
これは収穫だった。




★薗田憲一氏(そのだ・けんいち、本名・市川船昇=ジャズ・トロンボーン奏者)
7月12日、食道がんで死去。76歳。
1960年にジャズバンド「薗田憲一とデキシーキングズ」を結成。
海外でも活躍した。 
          
 (06/07/14讀賣朝刊) ご冥福をお祈りします。












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