天才作家の妻 40年目の真実

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ノーベル文学賞は作品の文学性か弾みか。

夫のノーベル賞授賞式についていった女房の若い時は何者だったのか。そして、タクシーの中で何が起こったのか、終盤の胸をえぐられるシーンになだれ込む感動作だ。

人には表と裏があり作家が例外であるはずはなく、観る者によって解釈も違うのだろうと、余韻の長びく映画となった。

ストーリーに関係ないことだが、一旦売れた作家に転用やコピーが指摘されることがある。忙しさにかまけた悪意でなかったら参考文献の明記をすべきだがどんな理由で端折ったのかと何時も思うのだが、そんな事まで考えてしまった。

もう一つ蛇足だが、夭折の画家・佐伯祐三の油絵にあるテーブルや椅子の流れる様な線は、日本画を習得した者でなければ描けない謎だと聞いたことがある。

いずれにしても作品が作家の手を離れたら、独り歩きを始めるのは仕方のないことだ。

 80点

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