『チャイルド44 森に消えた子供たち』
ゾッと寒くなるほど怖い映画です
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)のノオミ・ラパス(スエーデン生 35歳)が スターリン下の秘密警察官の妻として 明日のない絶望の罠に陥った役を好演するサスペンスミステリー
スターリンの恐怖政治がまっただ中の大戦直後ソ連で 子供の連続猟奇殺人事件が発生するが 事故で処理されていることに疑問を持ったKGB捜査官が 抹殺される恐怖を感じながら 単身で真相に迫る
企業や地域でも起こりうる恨みの報復は 強権秘密組織の中で 如何に陰惨なものに変質して行くか 特定秘密保護法を許したこの国が 運用次第では恐怖政治に陥る怖さも妄想させる
監督も『デンジャラス・ラン』のスエーデン出身 若きダニエル・エスピノーサ
あの拷問シーンがトラウマとなって蘇る
『チャイルド44 森に消えた子供たち』
(2015年 アメリカ)
キャスト:トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、パディ・コンシダイン
☆☆☆★ 70点
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