シネマノカンソウ『モミザの島に消えた母』

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淡々と流れる映像の中で、息子が30年前にフランス大西洋にある「ミモザの島」で亡くなった母の最期を尋ね歩くミステリーです。

家族をはじめ、故郷の誰もが頑なに口を閉ざす異様な雰囲気。母に何が起こったのか。

歳を重ねると親のことがもっと知りたくなるもの。亡くなる時のことは知っていても、親がなぜ故郷から抜け出し、何を考え、どう生きてきたかは誰でも知りたいもの。しかし、よほどの情熱と行動力がなければ、語りたがらなかった親の生き様までには、たどり着けないものだ。

それは、戦争の悲惨を体験した親が、なにも喋らないまま亡くなっていくのを見ても明らかだ。

若い息子アントワンが、自分たち子供を愛してくれた母親だからこそ知りたいという思いが、少しづつ人の心を動かして行くサスペンスこそ映画の醍醐味であり面白さだ。フランソワ・ファブラ監督の手腕がさえる。

『モミザの島に消えた母』(2015フランス)

監督:フランソワ・ファブラ

出演:
ローラン・ラフィット
メラニー・ロラン
オドレイ・ダナ

☆☆☆☆ 80点

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