映画「ハンナ・アーレント」は平日の昼間というのに角川シネマは満員の客でした。
「凡庸な悪」ということ。ユダヤ人大量虐殺を主導したアイヒマンは「思考停止病」であり、上から命令されたことをただやっただけの普通な人だった。ということから、フランスに於けるユダヤ人抑留者の指導者達もまた、時の流れに流された責任があるといいます。
思考が停止し、だらだらと時流に流される事もまた大きな悪ではないでしょうか。戦争が出来るようになる事に無関心でいていいはずはないと思います。
監督 マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演 バルバラ・スコヴァ
☆☆☆☆(80点)
2012年 ドイツ・ルクセンブルク・フランス合作
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