カワサキ125の男 『ミレニアム 1』

ドラゴン・タトゥーの女、リスベット・サランデルの愛車カワサキ125ccのバイクは、視線を集めるほど格好のいいものではないがボクの愛車でもあった。

学校を出て地階の食品売場でみそのはかり売りの実習を経て
5階の室内装飾売り場に配属されたところの営業車がカワサキ125であり、

以来、カーテンやじゅうたんの採寸・見積もりに、東は阿蘇の立野から西は宇土半島の三角まで10年間ほど乗りまわした愛車である。

リスベットの車と違うのは、マイカーと社用車の違い。
燃料がガソリンじゃなく混合油だったことだ。

安価なゆえに点火プラグにカーボンが付着して動かなくなるのが日常茶飯事で、メンテナンスが自然に身に付き、時には通勤にも使わせてもった手足の一部だ。

晩年はクラッチの切れが悪くなって、
天皇の行幸列に突っ込み機動隊に捕まった経験が忘れ難い。

時には転倒することもあったが不思議とけがをしたことはない。
それほどカワサキを御していたしカワサキもボクになじんでいた。

彼がオクラになってスーパーカブ50ccに代ったが、道路拡張ではみ出したポストに体当たりして鎖骨を骨折するなどロクな想い出はない。

スティーグ・ラーソン著 『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女 下』



出頭はしました。

「修理が終わったら見せに来て下さい」と機動隊員に言われただけで、
天皇の警備でそれどころじゃなかったのでしょう。

リスベット・サランデルのカワサキは改造しまくっており、かろうじて原型をとどめているものの、聞いてみなくては分からないかも知れない。

ボクは大火災を起こした熊本市の下通りにあった、太洋デパートの従業員でした。















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