「暗渠の宿」西村賢太著

ラーメンなら自分で作るからと言ったのに、

出来て来たのは麺が延びてスープもぬるいラーメンだったという、

損したような、不快感が残る一日を何度か味わったことがある。

「暗渠の宿」の奥さんはごく普通の奥さんなのである。

やっと温もりのある生活に入ったのに、

伸びてしまったラーメンに我慢が出来なかったり、

元の男とのことを詮索して、

憤怒のマグマを抱えた男の妄想は、

ちょっとしたきっかけで勝手に噴火し始める。

こわもてでこわれやすい文学オタクの言動は、

我々の心の中にも住んでいる虫だから、

嫌悪の目で見ながら心が痛む。

「暗渠の宿」 西村賢太著 新潮文庫










暗渠の宿 (新潮文庫)
新潮社
西村 賢太

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