見れども見えず

ビギナーとしては手本あるいは模範になる水泳が見たいもの。

ところがそんな人がプールで泳いでいるはずがない。

端っこの水泳教室をチラチラ盗み見ても、

先生は身振り手振りはしてみせても、自ら泳いでみせる事はまずない。

そんな飢餓感を癒してくれるネット上の映像は

手っ取り早いが実感がなくイマイチ不満がのこる。

おいしいのは競泳の画像だ。

幸いHDDに今年の日本選手権の一部が残っている。

その中で2年連続4冠の瞬間、男子800M自由形決勝

松田丈志選手(中京大)の泳ぎを見た。


松田選手は自宅の変なプールで泳いで日本一になった

母親思いのスキンヘッドという偏見があるが、

日本チームの主将として信頼が厚く、

スタート台で震える選手の足が、スタンドからのデカ声援でぴたりと治まるという。

ちょっと怖い顔だが女性が見る目はうっとりと潤んでいる。

そういえばインドの仏像に似てなくもないが、それほど色っぽいかな。


ところでその映像だが、

なにか吸収することはないかという欲張った目で見るわけだけど、

所詮初心者。見る目がない。

たまにしか描かない日曜画家が、ゴーギャンの絵を前に

「いいなあ」とため息を付くようなもので、

何がどのように良いのか分からない。見れども見えずというやつだ。

それでも自分でやっていると見る目が少しは出来てくるんじゃないかと

思って見るわけだけど、これが結構新鮮だった。


身体の線は競泳なので反り気味・前向き気味で

左右のバランスも非対称というか、

息継ぎ側(左)のキャッチする手先を肩から思いっきり伸ばすとき、

頭をぐっと水中に沈め異様に力が入っているように見えるが、

ストリームラインを確認し推進力を付けるにはうってつけだ。

ハイエルボーは約45°

プルはしっかり肘をたてて身体の中心線を掻いているのが上からよく分かる。

掻きが大きくキックともども力強く、水しぶきが爽やかだ。


7分58秒74 100年たってもこんなに早く泳げはしないが、

映像であっても生きた教材から感じるものはある。

スキンヘッドの迫力にあっけにとられ

肝心なところは見ていないのかもしれないが。



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