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zoom RSS 『サウルの息子』 ホロコーストの叫び

<<   作成日時 : 2017/07/14 20:15   >>

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ハンデイカメラが男に密着し、

ホロコーストのおぞましい様相を追う。


ガス室に送り込まれる人々の息づかい、

絞り出される声、

閉められた鉄扉を叩く

こぶしの音、

飛び交う単語、

怒鳴り合い。


こういう時代だからこそ

人々は何かを求めて

寄って来るのだろう。

ウイークデーのミニシアターは

満席だった。



人間を大量に抹殺して行く収容所で、

ガス室に誘導し、

遺品や遺体を処理するのも

同じユダヤの仲間。

抵抗すれば殺される。

僅かな糧で

寝ることすらままならない。

彼らもまた

ハンナ・アーレントのいう

「対独協力者」

と言われるのだろうか。

目の前で殺された

見知らぬ少年の遺体を、

なんとか

手厚く葬りたい男の思いは、

生きることを許されない

絶望の中の祈りのようなもの。



『サウルの息子』


(2015年 ハンガリー)

監督:ネメシュ・ラースロー

出演:ルーリグ・ゲーザ

2015年・第68回カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞

☆☆☆★ 70点

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
本作、私も観賞いたしました。
レビューを下記サイトのほうで
記していますのでよろしければ…
http://booklog.jp/users/cm-na-koeda/archives/1/B01BZBOA30
小枝
2017/07/16 23:52
小枝さん、ありがとうございます。
ガス室に閉じ込められた生きた人間が、激しく鉄扉をたたく音が脳裏から離れません。
mokku
2017/07/17 10:48
ご指摘のシーン、私も印象に残りました。
何よりもまして実写フィルムで、
ナチの凶行を見たこともありますので
忠実にその殺戮を再現している点に
驚愕すると共に、こうした重い内容を
真摯に捉えようとしている本作の意図が
こちらに伝わってきた作品でした。
小枝
2017/07/17 11:06
ホロコーストの犠牲者は500万人ともいわれ、戦争に大虐殺は付き物とはいえ、あまりの残虐行為に、ユダヤ人の無念はいかほどか想像もつきません。
ネットではパレスチナに同情の声が多いようですが、ボクはやっと見つけたイスラエルの建国に肩入れしたくなります。
mokku
2017/07/19 21:02

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