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zoom RSS 場末の『ディパーテッド』

<<   作成日時 : 2007/05/28 22:23   >>

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通りの人ごみから取り残されたように淋しい入り口の前に
一人オバちゃんがしゃがんでいる場末の映画館で、
”帰ってきたアカデミー賞” という呼び込みで、
『ディパーテッド』がアンコール上映としゃれていたので、
潜り込んでみた。

紙コップのコークなどお呼びでない
錆びれたフロアをぐるっと回ってみたら、
奥の方に自販機がずらりと並んでいるではないか。
上映中に空き缶がカランコロンと音を立てても
一向にかまいません、と言わんばかり。

椅子に掛けると膝が前にぶつかり、
チラホラ掛けたお客が立てるビニール袋のガサゴソ。
画面が急に薄くなったり、音声が消えたりして、
冗談でも快適とはいえない映画館だったが、
アイルランド系ギャングがたむろする雑多な下町の雰囲気にふさわしい
この映画にはピッタリというもの。



         
犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、
自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、
優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、
警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。

一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)
にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、
内通者となるためコステロの指示で警察官になる。          



あの憎悪と復讐劇『ケープ・フィアー』を作ったマーティン・スコセッシが、
しっかりした脚本を元に見せるポリスサスペンス。
入り込んだストーリーをすんなり理解させるのは脚本だから。

上納金をケチれば一家皆殺しも平気でやってしまう
残忍なマフィアのボスを『恋愛小説家』のジャック・ニコルソンが
圧倒的憎らしさで好演している。

あれ?アカデミー賞主演賞のノミネートはディカプリオだったよね。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』なんかより
はるかに苦味走った、彼の最高傑作に違いないが、
何としてもジャック・ニコルソンの存在が大きかった。

場末の大ボスは場末の映画館で観たからこそリアルだった。









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