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zoom RSS ミリオンダラー・ベイビー

<<   作成日時 : 2005/06/02 19:48   >>

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給仕をしながら唯一つの夢、ボクシングに真剣に取り組むマギー(ヒラリー・スワンク)は父親を早くなくし、家族には冷たく見放され、客の残した食べかけのステーキを「犬のえさ」にと持ち帰り腹の足しにする様な、ボクサーの王道を行くハングリーな31才。
一方、
老トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)の家族といえば、
離れて暮す一人娘にせっせと手紙を出しても梨のつぶてで
良い事なんて一つも無い、疲れた背中を見せる男。

いずれも言い出したらテコでも動かぬ頑固者同志だが、
強くなるにはボスしかないと頼って来る女の、
ボクシングへの情熱と家族思いの優しさに、渋々トレーナーを引き受ける男。
タイトルマッチが決まると、目を輝かせ全身で喜びを表現する女に
勝たせてやりたいのはトレーナーの本音。
きびしいトレーニングに火花を散らすうち、
やがて実の親子以上の心の結びつきが芽生える。

そして人間の尊厳をこっぱみじんに砕くようなボクシングという
荒っぽいスポーツの当事者が直面する「人間の尊厳」

感情移入したのは、
トレーナーがなけなしの金を払って買ったというみすぼらしいジムの雰囲気。
およそ人の住む最低限の調度しかない
ベッドルームと事務机がころがるさびれた空間は、
さすがというか日本では見かけない様なガランとした
広さだけは快適なトレーニングスペース。
松脂とサロメチール(?)汗と皮の匂いがする湿った空気。
乾いたパンチの音。靴底の摩擦音…

小さい頃父の後に付いて高校ボクシングを見に行った匂い、
カーク・ダグラスの「チャンピオン」のモノクロ画面の血生臭さ、
カシアス・クレイのしたたかな速さが
映画の残像と交錯した。 

トレーニングを含めたボクシングシーンのリアリティーは、
スポーツ映画としては一級の出来栄え。
白眉は雑用係のモーガン・フリーマン。
重厚な温かさと強い男を好演してシリアスなドラマを引締める。
ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

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女性のボクサーのお話。ロッキーの女性版と思っていたら、話の展開がはやいはやい。彼女は前半の一時間ぐらいで破竹の勢いで勝ちあがりタイトル戦までいってしまう。 これでは、話がうまく行き過ぎると思ってはいたんだ・・・。そしたら、案の定、チャンピオンが汚い手を使っ.. ...続きを見る
映画や本を淡々と語る
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