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zoom RSS シンデレラマン

<<   作成日時 : 2005/09/18 10:15   >>

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 妻メイ(レネー・ゼルウィガー)が、もしかしたら殴り殺されるかも知れない強敵相手のタイトルマッチ前。控え室に夫ジム(ラッセル・クロウ)を訪れ、両手で腫れ物に触れるように「あなたが誇らしい、心から誇りに思う」と励ますショット。

 レネーの控え目だが、
今生の別れになるかも知れない悲しみを
ぐっと抑えて励ます健気な姿が秀逸だ。
暗い世相を描くシリアスなドラマがジメ付かないのは、
子供達の瞳とレネーのキャラクターあったればこそ。

 大きな皿に乗ったちっぽけな食片を飲み込むと、
幼い娘が「お代わり」と叫ぶ。
「パパはおなか一杯食べた夢を見たから欲しくないんだ」
と自分のを分け与え仕事を探しに出てゆく。
明るく振舞う妻はそっと裏に出て、
極貧の悲しさに涙を拭く。

 時あたかも1930年代、世界大恐慌の嵐は
若くない元ボクサーの家庭にも例外なく吹き荒れ、
骨折した右腕をかばいながらの港湾作業も
何時も貰える訳ではなく、
その日を生き延びるのに精一杯。
支払いが出来ず電気を打ち切られ、
やむなく妻は三人の子供を親戚に預ける。
子供達を取り戻したい一心は、
かっての仲間の前に帽子の裏を差し出す屈辱もいとわないが、
それで一家が一緒になれても未来の保障はない。

 そんな中負け試合のセミファイナルが舞い込む。
チップを一口頬張ったアイルランド魂、
必殺の右で鳴らしたブルドックは、
愛しい妻子の為に打たれても打たれても
パンチを繰り出し奇跡を呼び込む。
まさにハングリースポーツ”ボクシング“面目躍如たる映画だ。
全編に流れる人の優しさが瞼に水を溢れさせて止まない。

ファイトシ−ンもふんだんにあり
ボクシング映画としても十分楽しめる。

(監督・ロン・ハワード) 








  





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シンデレラマン
は、昨夜観た。 これまたシンプルながら、だからこそ「訴えるもの」 が強烈だった。 長時間モノだったけど、全く時間を感じさせなかった。 俳優人、子役達…みんな見事な演技力☆☆☆ それぞれの「役どころ」の細やかな感情が 何とも言えない表情で語られていた。 すごい!... ...続きを見る
アニマルセラピー
2005/10/08 23:04

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ものすごく、ものすごく観たい映画なのです。
「グラディエイター」で、クロウの持つ強さの悲しみにノックアウトされましたので。
でも・・・私、どうしてもボクシング観ていられないのです。ジョーと力石の戦いが精一杯。ホンモノは観られない。mokkuさんから感動のお裾分けいただき、ガマンします。ありがとう。
body&soulW
2005/09/18 19:28
お早うございます♪
それほど観たい映画なのに、拙文で済ませず是非シアターへお出かけ下さい。「グラディエイター」のラッセル・クロウが観れてこれが観れないはずがない!(笑
とはいえボクシングシーンもこれでもかと言うほど映像も音響もリアルになって来ているので本当に観れない方が居られても仕方ないか。それがボクシングファンにはタマラナイのですが。
クロウはスリムに絞って粋でしたよ!
mokku
2005/09/19 07:14
正直、一刀両断に斬られるのは観ていられても、ボコボコに顔が腫れ上がり、鼻血とかでるのがダメなのです。
K-1とかプライドとか、男祭り?我が家の子供たちがワクワクして観ているのは・・痛くて観られない〜。

最近の映像美に力点を置いた、中国の武闘シーンは
大好きなんだけど。
なにせ「ドラゴンボール」の終盤の戦闘は読む気になれなかった弱虫です。
body&soulW
2005/09/19 07:47
はい!私も格闘技はダメです!!
どうして血を流すようなスポーツをするのか、殴り合いがスポーツなのか、理解できません(未だに・・)
自分が殴られているようで、全身が痛くなります(ToT)

主人、ドラマや映画の手術シーンが観られないのに、どうしてボクシングが観られるのか・・・これも理解できません。

よって、この映画も観れません・・・(泣)
nonnon
2005/09/19 08:35
body&soulWさん。
K-1とかプライドとか男祭りは「ショウほど素敵な商売はない」のショウでしょう(笑
ボクシングはスポーツです。美しくて攻撃と防御・勇気を教えてくれます。鼻血の一筋ぐらい野球でもサッカーでも避けられません。映像美に力点を置いた、中国の武闘シーンは芸術でしょう!!
「君死にたもうことなかれ」は尊い母の願いですが・・・(何を言ってんだか・・笑止)
mokku
2005/09/19 10:50
nonnonさん今日は♪
素直な感想をありがとうございます。
>どうして血を流すようなスポーツをするのか、殴り合いがスポーツなのか、理解できません(未だに・・)

そうでしょうそれが普通で正常なのです。
幼い頃父に連れて行かれたボクシングの記憶が未だに離れないファンとしては、観ずにおれない悲しい習性でございます。一方・・ノリカさんとか○○とか格闘技に血湧き肉踊らせる方も居られるので、小泉さんではないが「人さまざま、人生いろいろ」です。
ただし、この映画は家族愛・夫婦愛・親子愛が淡々と描かれ、ティッシュの一袋ぐらいでは足らない感動作でしたよ。
mokku
2005/09/19 11:12
>この映画は家族愛・夫婦愛・親子愛が淡々と描かれ
そうそう、それがあるので心惹かれるのですが・・・

ボクシングシーンになったら目を覆いそうです(笑)
ドラマとわかっていても観れないのは、ドラマとわかっていても手術シーンの観れない主人と同じなのですが・・・本当に人さまざま。

藤原紀香が格闘技の司会をするのは、どうしてでしょうね。主人に言わせると、きれいだけれど使いどころのない女優、ということらしいですが・・・(関係ないお話でした)m(__)m
nonnon
2005/09/19 11:38
スポーツの出血はいざ知らず、ドラマや映画の手術シーンだけは本当に苦手です。身に埋まった銃弾をウイスキーを飲ませただけで取り出すシーン等は何時見てもゾクゾクと身が痛む思いです。

スポーツとしてのボクシングを機会があったらぜひもう一度観て下さい。意外と紳士的で単純だけどヒューマンなものですよ。

想像するに、ご主人はきっとユニークな面白い方なのでしょうね(笑
mokku
2005/09/19 19:08

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シンデレラマン メインスタンドは芝生席/BIGLOBEウェブリブログ
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